ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■愛は子宮を救う。
夕食の献立が一風変わっていた。
ふつうのおかずの横に、小さな、丸く握られた赤飯がひとつ
ちょこんとあった。
白いゴハンはあるのに…。
あまり赤飯を好きでない僕は、それを少し邪魔に感じたので
早々に一口で飲み込んだ。
それからその夜、嫁に襲いかかろうとしたら
「アレが始まったから…」
あっさり断られた。
ぬおー、と、やるせなさを抑えるために
布団の上をごろごろ転がっていたら
疲れたので寝てしまった。
次の日の朝、ぼけーっとしながらも
そういえば流産してから初めてのアレだよな…
などと思いながら歯を磨いていたら、
謎が解けた。
1.流産(子宮にダメージ)
↓
2.アレ開始(ダメージ回復の証し)
↓
3.めでたい(赤飯)
なるほど、そういうことだったのか。
女体の神秘の三段論法。
子供のコナン君には解けまいこの謎かけ。
嫁はこっそりと体の回復を祝っていたのであった。
言わば第2の初潮。
それを僕はただリビドーに支配され、
真夏のアスファルトのミミズのようにのたうち回る
だけだったとは…。
「良かったね!」
…なんて、タイミングずれ過ぎて言えない…。
09月04日(水)
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