ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
[5183672hit]
■リサイタル開いたる。
そんなわけで嫁父が出演する「詩吟リサイタル」にいくハメに。
嫁と嫁母の2人にばっくれられ、1人会場に向かう僕は
今後嫁の実家との付き合いを改めなければならない
などと考えつつ。
会場に着いて受付でチケットを渡すと、
引き換えに細長い箱に入ったものを渡された。
開けてみるとペンライトが入っていた。
え。これって。もしかして。
詩吟にあわせてペンライトを左右に振ってくれってことなのか。
そんな80年代アイドルコンサートみたいな演出イヤだあああぁぁ…。
この時点でこのままUターンして近所の美少女Rちゃんにでも
ちょっかい出したい行きたい気分になったのだが、
「いやーお父さん、見ましたよ、凄かったですねえ!」
という、良い婿を演じるためには中に入らなければならぬ。
チケットの番号に書いてある席を探し、座る。
隣は当然空いている。逃げられた嫁の席だからね!!
…どうしようもない悲愴感が漂ってきてしばらく、
客席の照明が落ち、とうとう「詩吟リサイタル」が始まった。
嫁父がワンマンショーをやる、というのでは勿論なく、
何十人もの人達が入れ代わり立ち代り唸っていく。
ひとり5分ぐらいか。
暗い客席の中でちらほらと明かりがいくつか見えた。
受付で配っていたペンライトを照らしてパンフレットを
見ている人達だった。
ペンライトの苦悩、解決。
そうこうしているうちに登場した嫁父は。。
詠いながらエクスタっていた。
「よし、見た!」
とりあえず嫁父の詩吟は聞いた!
既成事実っつーか、アリバイが出来たので
公演途中であるがとっとと帰った。
最後まで聞くなんて三角木馬の拷問に等しい。
そんで夜、嫁の実家に電話するすてきな婿さん。
「いやーお父さん、見ましたよ、凄かったですねえ!」
「あれえ?公演が終わってお客さんがみんな帰るとき、
わたしら見送ってたんだけどな〜。君、いなかったね〜」
「え…」
「終わったらすぐ帰っちゃった?」
途中脱出しました…なんて言えない。
08月31日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る