ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■情けは人の為ならズン。ベホマズン。
電車から降りた時、気付いた。
ケータイが、ない!
座って寝ている間にポケットからこぼれたに違いない。
かなり爆睡していたし。
僕は仕事用にもう一台ケータイを持っているので
とりあえずこれで自分のケータイに掛けてみるしかない。
しかし、見つけた人が悪用する気だったら
まず繋がらないだろう。
拾ったケータイをわざわざワン切り業者の
電話番号に接続させたまま放置していった、という友達の
悪行を思い出し、全身に震えが走った。
もし、良心的な人が拾ってくれていたとしても
僕が乗っていた電車は地下鉄なので、アンテナが立っている
駅に停車している間でしか電波は届かない。
呼び出しても繋がる確立は非常に低い…。
とにかく掛けてみた。
「もしもし」
あっさりと女の人の声が出た。なんて幸運な。
「あの〜僕、そのケータイの持ち主なんですが」
「これ、電車の席に転がってて…ワタシ、○○駅で降りますので
そこの駅員さんにでも預けときましょうか」
と、その見知らぬ女性は言った。なんて親切な。
「それでお願いしますっ。今からその駅に行きますっ」
かくして僕は女性の指定した駅に行き、駅員に問い合わせてみたら
女性の言ったとおり、ちゃんとケータイは保管されていた。
なんて親切な女性だったのだろう…。
お礼もろくに言ってないことが大変悔やまれる。
戻ってきた折り畳み式のケータイをぱかっと開けてみて、
急に恥ずかしさが込み上げてきた。
そうだった。待ち受け画像には、でかでかと
僕のお気に入りの女の子、Rちゃんの顔。
これ…当然見られたんだよなあ…。
しかも着メロがコレだし↓
♪聞いてみる♪
(右クリックで「新しいウィンドウで開く」を選択して下さい)
これも聞かれたんだろうなあ…。
僕が拾ってくれたその女性だったら
「あほか」と言ってしまいそうだ。
まじで、いい人に拾われて幸運だった
まだまだ人の情は暖かいものだね。
07月21日(日)
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