ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■徐々に奇妙な冒険。
今度は南米系と思われる3人組。そのうちドラゴンボールのドドリアに似た女性がわざとらしいほど整った胸をバイーンと強調してくる。「ギニュー特戦隊」という言葉が頭に浮かんだ。二重の意味で。
「マッサージ、ドウ?」
今度は作家の岩○志麻子似の中国系と思われる女性が。よく中国系のエステ店があるが、この人は立ちんぼじゃなくてエステ店の客引きなのだろうか?表向きはエステ店だけれども、実はエロいお店、というのはよくある。なので
「どこまでやってくれるの?」
と聞いてみたら
「サイゴマデ」
とのこと。「マッサージ」を「最後まで」というのは意味が繋がらない。つまり、そういうことである。
「いくら?」
「イチマンエン」
なんかそれっぽい相場の額がでてきたので
「お姉さん、お店の人なの?」
と聞いてみたら
「チガウ、ワタシ、タチンボダヨ」
客引きかと思ったらこの人自身が立ちんぼだったのだ。
「イキマショ」
と手を取られそうになったが岩○志麻子と最後までというのはまさに「ぼっけえきょうてえ」であり、
「ごめんね…ホントに…またね…」
邪魔してすまんね、とその場を後にした。
やがて大久保通りに出た。もう立ちんぼエリアは抜けた。もし万が一心惹かれてしまう立ちんぼに会ってしまったらどうしよう、なんて思っていたが、幸か不幸か心身ともにピクリともしなかった。
韓国系のお店が立ち並ぶ大久保通りを西に歩き、新大久保駅と山手線のガード下をくぐり、マツモトキヨシの角を北に曲がるとようやくイスラム横丁に辿り着く。大久保のマツモトキヨシ。略してオオクボキヨシ…って、危!!止!!禁!!。
お目当てのお店に向かうと、ななななんと、シャッターが閉まっているではないか!このお店はラマダン期は休みなのであった。しまった、前もって調べておくべきであった…とテンションは下がるわ腹は減るわ。
他にビリヤニを食べられるお店はないだろうか…としばし近隣をうろつく。大久保通りを更に西に歩き、総武線の大久保駅近辺まで歩いてみた。


ビリヤニとは全く関係ないがエステ姉妹店「のびた」と「しずか」。さっきの志麻子さんはこの辺のお店の人かと思っていたのだ。
肝心のビリヤニを出す店はなかなか見つからないので「食べログ」で検索してみると、どうやら大久保通りを更に西に行ったところにあるようなので探してみることにした。
駅を離れどんどん暗く寂しくなる。地図が示す近くまで来てもお店の気配などなくて、ホントにお店があるんだろうか、実はまた休みでした、とか実は閉店してました、とかだったりして…と不安になったところで

ようやくお店発見。あっここだ!!と早速飛び込んでみると
「イラッシャイマセ」
小柄なおじさんがカウンターに案内してくれた。さてビリヤニとメニューを見てみると、なんとビリヤニがない!焦って食べログを見返してみると、食べログに書いてある店名とメニューに書いてある店名が違うではないか! 食べログの情報は古くて、既に店が変わっていたのだ。同じインド系料理店だけれども居抜きで違うお店になりました、って感じなのだろうか。住所も同じで建物も看板以外は同じだったので油断してしまった。
間違えました、と謝って店を出ようかと思ったけれども、既におじさんがお水を注いでいてくれていたのでそれも悪い気がし、仕方ないと諦めて一番安いチキンカレー600円を頼んだ。

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06月02日(金)
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