ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■ポケマネゲットだぜ。
こういうマニアたちはすぐその辺にうろついてる女の子には目もくれず、自分の趣味の世界にあるもののみに血眼になる人種だ。僕のような外部者が何を言っても無駄だ。

僕はさっさと店員に売りたい旨を伝えてカードを渡し、査定してもらっている間しばし待つ。

「お待たせしました。7,500円になりますがよろしいでしょうか」

「えっ」

まさかそんなに高く売れるとは思わなかった。この額は僕とタクがポケモンカードバトル大会に行った2日分の交通費と朝飯昼飯代を余裕で上回る。黒字になってしまった。そりゃ転売野郎も目の色変えて回収したがるわけである。

もちろんOKしてお金を受け取って店を出、エレベータが来るのを待ってい間、ポケモンカードバトル恐るべし、たかが遊びなのにこんなにお金が動くとなると、タクの金銭感覚が狂ってしまわないか…などと考えていた。

チン、とエレベータが到着した音がしたので考えを中断し、扉が開いたので入ると、おそらく上の階のメイド系の店の子であろう、とてもカワイイメイドが乗っていた。いい匂いが充満したハコ内で、いつまでも下に着かなければいいのにと思ったがわりとあっけなく1階にチン。どうぞお先に、と譲ると

「ありがとうございますっ」

と元気に出て行った。彼女はこれから路上で客引きをするのだろう。

やっぱりポケモンカードよりモノホンメイドだよ。

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12月01日(火)
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