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やさぐれ日記・跡地
by アルティーナ
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■オイテイカナイデ
上機嫌で紅茶を一口飲み、ケーキを一口頬張り、私は更に機嫌を良くした。

すぐに「絶対また来よう」と決心して、もう一口ケーキを口に運ぶ。



紅茶は丁度良い濃さだし、香りも主張が過ぎず控えめで自然。
ケーキは成る程、僅かにハチミツの味がした。
けれどベタベタとした甘さじゃなくて、不思議と素朴。

添えられた生クリームも最適な量と位置を保っていて。
そして何たって「きゅ〜」っとなるのは苺のコンポート。
コンポートとは所謂「砂糖煮」だが、砂糖の甘さと苺それ自体の甘さ、加えて酸っぱさが最っ高にマッチしている。


そしてそして、シフォンケーキとの相性もバッチリとくれば、もぅコレは絶品絶品、髭マスターにウインクくらいプレゼントしちゃいたい。
(作ったのがマスターかどうかはわからないが)





(大当たりだなぁ、このお店)


自分で自分を誉めてやりたいな、と陳腐な言葉を思い浮かべながら少し遅いアフタヌーンティーを楽しむ。













──────例えば仲の良い友人と来ていれば、そのまま最後まで上機嫌で居られたハズなのだ。

あるいは、この日この時に私が1人で来ていなければ。
いつもの「私」であったなら、あぁはならなかったのだろうに。

07月05日(月)
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