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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■「アニキの携帯番号を教えろ」




R.J.Miller は昨年12月にアーロン・パークス・トリオ(w/トーマス・モーガン!)のタイコで新宿ピットインしてたー。菊地雅章のバンドメンバーの構想によく名前が挙がってたR.J.Miller。ジャズのドラマーとしての演奏は聴いてないが、Eivind Opsvikのレーベル Loyal Lebel であることに耳のスイッチが変わったとたんに聴こえはじめた。モンドとかラウンジでもイケそうだ。

デリック・ホッジ。テン年代の浮遊フュージョン。

蟹江ウエスト。ノイジーな音色の選択と依存がPrimalScreamのXtrmntr(2000)みたいな浅さが気になる、インダストリアルという意見にはピンとこない、ポピュラー音楽は古びる過酷な宿命。

橋爪亮督グループ。タイコ橋本学の見事さにばかり耳が行きそうになりますが、ヨン・クリステンセンと名前を挙げるのは失礼?1曲目はまさに「Oceanus」!

ももいろクローバーZ、ガイシホール。放映されたものより明滅するフラッシュ処理アップ。どの振り付けのカット、声の出しかた、瞬間にも釘付けだ、何度風呂沸かし過ぎてバガバガ浴室を音響化させたことか。生命は勇気を持って輪廻してゆくのだわ、仏教コンセプトの転生。

Klaus Filip, Dafne Vicente-Sandoval (Potlatch P213) ラップトップとバスーン、「うげー、気持ちいいー」と耳鳴り超高音は鑑賞する対象として安心して聴いていられるから。ジャケ内部に四角の黒が印刷されていて、細かい点が宇宙に浮かんでいるように見えてくらくらさせる。

三善晃。またしても圧倒される。というか、コンサート・ホールで体験したいぞ。「詩篇」聴いていると・・・、地方都市の深夜の石碑とか地蔵とか、ススキの背景に夕日とか、墓石の背文字、田舎の暗闇、






「いま行ってきました。痛み止の影響で意識が混濁してました。アニキの携帯番号を教えろとか、砂川の土地と建物を売った時代のゴタゴタを断片的に話してましたが…理解できなかった。俺の顔は判ったみたいだけど…会話は成り立たず。 また今度行ってきますわ。昼はゼリーを食してましたが熱もあってこわそうでした。」

「お見舞いありがとう!いま有希から泣きながら電話あって「骨のがんの進行は早くて、がんセンターへの転院も無理、11月も、もたないかもしれない、って・・・」と。おそらく言葉を発することができるのも、あと少しだけだわ。もっちゃんの顔わかったですか、「アニキの携帯番号を教えろ」は俊夫らしいね、いい話だ、偏って頑固なのはアニキ想いなのも同じでさ、多田家の名シーンだと思うよ。おれがおばさんに見舞いしたのと、同じ感じだよね、間に合った、というか、さ。いやー、それ相応に舞台は進んで行っている、そんな感慨を抱きます。忙しいところ、ほんとありがとう!お互い多田家の精神的な遺産を継ぎながら生きましょう、ね。」

空手チョップを上げる仕草。グッド・ラックと、互いに言っていたんだ、な。

義弟が「お義父さんが、おれに何かあったら、まさのりにカネ送っといてくれ、って言われていたんです」と。ううー、パパ、ありがとー。父親に孝行どころかそういう気遣いをさせる長男ってどうよ、という常識は置いといて。そうさなあ、まだら状態の意識混濁に突入しているパパには会いに行かないよ。同僚が親の死に目に立ち会わないで平気なのはオカシイなどと。声も聞こえるし、手の温もりもしっかり憶えているし、さ。

傷み止めの麻薬注入は加速する。延命措置の栄養水分点滴、呼吸補助器具はやらない。ちゃんと、身体は自然な死のプログラムを発動させて意識を幸福にしてゆくのだから、さ。


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10月29日(火)
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