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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■ヨーロッパの精霊4人組としてのヤン・ガルバレク・グループ(きっと水木しげるもびっくり)
すみだトリフォニーホールで、ヤン・ガルバレク・グループの公演があった。
ものすごく楽しかった。
4人がステージで演奏している姿は、
ムーミンの世界、の、にょろにょろとか、
スナフキンや、ミーや、ヘムレンさん、
のように、素敵でした。
ガルバレクはノルウェー、マズールはスウェーデン、
ウェーバーとブリューニングハウスはドイツ、です。
やっている音楽は、ジャンルの壁を越えた
「ガルバレクの音楽」、としか言いようがないものです。
パット・メセニー・グループのコンサートと
ほぼ同じ構成感覚を覚えましたし、
東儀秀樹のコンサートとも大差ないものです。
この場合、そもそもジャズであるかどうかが
問題にならない音楽であるという点で共通している。
コンサートを聴きながら、
「あー、うちのむすめはこんなふうに
東儀秀樹のコンサートを聴いてきたんだろうなー」と、思った。
わたしの耳はまたしてもひとかわむけた。
あれ。
むかし、純粋ECMファンだったころ、
ジャズ・ファンに「ECMはジャズじゃない」と、
インプロ・ファンには「ECMは即興ではない」と、断ぜられ、
「ECMが何かである必要があるんだろうか…」
と思いつつも、ジャズを、即興を、わかろうと、
必死にひとりジャズ修行僧になって過ごすこと幾年月、
ようやく彼らの言うところの感覚を会得して、
今日はヤン・ガルバレクを聴きに来た。
ヤン・ガルバレクが自らのカルテットにビル・コナーズ、
ビル・フリーゼル、デヴィッド・トーンを迎えて録音していた時期、
は、ガルバレクは自分の音楽とジャズをアマルガムにして
彷徨っていた。たしかに彷徨っていた。
そして、彷徨うこと、は、ジャズだ。
今日のヤン・ガルバレク・グループを聴いて、
「ジャズじゃないじゃん」
と、野暮を言うのはやめよう。
音楽に耳を澄まそう。
▼
公演後の楽屋で、ヤン・ガルバレクと話をして、握手をした。
女の子のような透き通った声をしていた。
手が大きくて肉厚でマシュマロのように柔らかかった。
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多田雅範による、ヤン・ガルバレク・グループ来日公演レポート全文は"musicircus"に掲載しています。
■musicircus
(ECMコーナー内の「ECMファンクラブの記録」にあります)
02月25日(水)
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