ID:7590
Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■その3
ぼくはこのベスト盤聴いて、次にあがたさんがどんな活動をするのかというドキドキする期待と同時に、ぼくはあがたさんのライブの声をもっと聴きたいと率直に思いました。ぼくのまわりにはジャズを聴くひとが多くて、その中でのあがたファンというのが何人もいて、そういうタイプのファンにとってのあがたさんの魅力を考えたときに、そりゃあやっぱり、ヴォーカリストとしての、ライブでの声の瞬間的な、ジャズというか。ライブに行くときに、あがたさんの作った楽曲のこれを聴きたいというようは、この声のちょっとした間の外した瞬間とか、あがたさんのコンディションとか感情の起伏みたいのが、まさにインプロヴァイザーのそれのようで。LPよりもものすごい高いトーンで歌が始まってみたりとか、それにゾクゾクしてしまう感じで。以前発表されたシングル<アカシアの雨がやむとき><花嫁人形>、これには伝説的サックス奏者の阿部薫が参加する予定だったそうですが、これはまたヴォーカリストとして凄いものだった。その後、「イミテーション・ゴールド」というカヴァー集が出て、あがたさんの場合カヴァーがすべてオリジナルを越えてしまうという恐ろしいひとだな、と思っていて。その“生(なま)あがた”を聴きたいと思って。

「ああ、なるほど。今、ジャズ的だと言われて、以前も言われたことがあったかもしれないけど、改めてジャズと対比されて言われたのは新鮮だったね。ジャンルとしてはもちろんジャズではないわけじゃない、いちおうね。毎回毎回ライブ・パフォーマンスは違うからね。曲も、いちおうjasracへの登録があるから譜面に起こすけど、毎回違う曲を作曲して歌っているのと同じなんだよね、その意味で言ったらさ(笑)。譜面を歌いたいんじゃなくて、約束上ぼくも印税入ってこないと困るから(笑)登録するけども、ライブは、たった今の瞬間瞬間を見せたいというその思いなんだよね。」

永遠の遠国とか普遍的なものへのあがたさんの眼差しといったものは、実はあがたさんが普段やられている瞬間瞬間の行為の中にあると思うし、今回このベスト盤にイエロー・モンキーの吉井さんとかコメント寄せていますけど、いろんなミュージシャンの世界観に共通するものがあって。その意味で、今世紀もまたあがたさんには歌を歌い続けてほしいと。

「いや、わかります。そういえば小杉武久さんとやったのが面白かった。小杉さんはどんなジャンルに入るひとかわからないけども、あのひとこそインプロヴィゼーションのひとだね。ライブもやったことあるんだよ。『バンドネオンの豹』にも入っているんだよ、小杉さん。<博愛>だったかな。ああ、小杉さんの名前、こないだ挙げれば良かったなあ。」





「それで、なんか水を差すような言い方だけど、おれはいろんな矛盾したものを、表裏一体で、おれの中に無いものは無いだろうな、と思うの。つまり、とても清らかになりたい自分と、すごい根暗だったり…。ちょっと拡散するけど。いろんなものぼくは持っているけど…。ぼくの中で意外と無いのは、嫉妬の感情が無いんですよ。」

おお。

「恋愛してても。男と女がいるじゃん。普通、女のほうが嫉妬深いとか、実は男のほうが嫉妬深いよねとか、いろいろ言えるんだけど。でも、女の子って一人のひとを愛してしまうと「あなた何してもいい」と、許しちゃうところあるじゃない、そうとは限らないけど(笑)。」

ええ。寛容性がありますよね。

「男って、こう、意外と、男のほうが包容力があるように見えて…。」

実は…。

「実は、自分の好きな女が、浮気したりしたら、絶対に男のほうが許さないと思う。」

狭量ですね。


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03月25日(木)
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