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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■あがた森魚インタビュー (2001年5月、アウトゼア誌での取材) その1
「ええ。いろいろ制約があったんですけども。考えてみると、それこそ20年近く。やっていない期間もあったけども、当時からの方もスタッフに残っておられて、いちおう、まあ。プラネット・アーベントは毎回満員になるんですね。それと、やっぱり、あがたがうってつけというのもあるんだろうけど、お客さんが帰って行かれるときに「ああ、良かったねえ」とか「あがた森魚とプラネタリウムのマッチングが良かった」とか「内容的にも感動した」とか声が、エレベーターで降りて行くお客さんの声を、プラネタリウムのスタッフの方が耳にして、それを伝えてくれるんです。「皆さん、感動してました」と。そんなことがあって、だんだん。いちおう規約はあるんだけども、それでも毎年クリスマスには楽しみにして下さる。ほんとはね、夏もやりたいんですけどね。いかんせん、現場の舞台監督さんとかうちのスタッフとかものすごく大変で。」
夏も観たいです(笑)。97年に再開したときには、もう嬉しくて心臓が痛くなりました。プラネタリウムという場所のほかに演ってみたい空間って考えたことありますか?
「ええ。いろいろなことは考えますね。よくね、プラネタリウムを見ると、ほんとうの星空の下でやってみたいよね、とか。何年か前にぼくの所属していた社長が、千葉の銚子の犬望崎の出身で、そこに360度見える展望台みたいみたいな喫茶店があって。そこでやったり。今度は屋外でやろうとか、そんな企画を出してくれたことがありますね。あと、たとえば…、いかにもだから、思いながらも成就していないことのひとつに、たとえば現在使われていても廃校になっていてもいいんだけど、全国にある昔ながらの木造校舎の小学校をまわるツアーのコンサートをやりたいな、とか。たとえば、荒俣宏さんと一緒に行って、対談しつつそこでライブをやり、ライブを録り、その小学校や中学校の校歌を必ず歌ってみる、とか。そういうのをCDにしたら楽しいんじゃないか、とか。」
それは楽しそうですね。
「それとか、昔「日本少年」を作った頃は、豪華客船に乗って、ライブをやりつつ世界をまわるツアーというのは楽しいんじゃないか、とか。たとえば捕鯨船に乗って、そこで波の音を録って、漁をしている時の現実音を録って聴いて、そこで何か発想した曲をそこで歌っちゃってもいい。じゃあそれをどうやって録ったらいいか、とか。なんか、そういう遊び心のある、それはライブなのかなあ。ねぇ、客船だったらライブとかにできるけど。」
ええ。
「それとか、野外でやってみたら面白いなと思ったのは、今回のベスト盤にも入っている稲垣足穂さんの「スターカッスル星の夜の爆発」だけども。これもまた千葉県の話だけど、鋸南町というところがあって、鋸というのはのこぎりなんだけども、のこぎり山の南側だから鋸南町というんだけども。ヴァージンVSの頃に、当時のファンクラブは結構活発で、一度「のこぎり山ツアー」というのをやったんですよ。バスを借り切って。面白かったですよ。みんなでバスの中で自己紹介して。歌うたうひとは歌うたったりとかさあ。それでのこぎり山へ行って、ロープウェイで登って、ほんとね、あそこは岩とか切り出しているから直線で切ったような谷間がいっぱいあるんですよ。ここにね、ステージ作って、ライティングとか仕込んで、そういう「スターカッスル星の夜の爆発」的なロック・オペラやると楽しいなあとかね。それはぼくひとりだけじゃなくて、いろんなロック・ミュージシャンとシナリオ作ってやったら面白いんじゃないか、とかね。」
うわあ、観たいなあ。
「そういうことは時々思うんだけども、現実問題、まずお金が追いつかないだろうし、やるともうそれからのお付き合いが大変になるだろうし。映画を作るのと一緒かもしれない。」
さっきの木造校舎の話でも、それこそJRと組んで、SLが走っているような町をツアーするとか。
「うーん。、鶏が先か卵が先か、なんだけども。あがた森魚で、1回企画して、まあ千人単位とか一万人単位とかでお客さんが来るんであれば。ま、一万人単位はおおげさでも、ほんと二・三千人単位でも客が動員できるんだったら…。」
いや、アリだと思いますけどね。
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03月23日(火)
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