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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■小冊子『up north!』・月刊『JAZZ TODAY』創刊号・新宿ピットイン平井庸一グループ
高木元輝は今日まぎれもなく、日本―いや世界で最も重要な位置にいるリード奏者であると、僕は確信をもって云い切ることが出来る。かつて、アーチー・シェップについて「シェップは、それまでのテナー奏者が、最高絶頂のときにのみ出す音で、始めから終りまで演奏する」と語られたことがあった。この云い方に従えば、それでは、わが高木元輝については、いったいなんと云ったら良いのか。リードをはさみ込んだ彼が、チューニングのために一吹きすると、厚さ一センチに近いガラスがビリビリと音をたててふるえるほどなのである。そうして始まる彼の演奏は、あくまでシリアス、あくまで豪快に吹きまくり、人間の感性に直接つながる〈美〉を浮き彫りにする。それは、凄じい魂の叫びである。怒りと悲しみと平和が渦巻いて、サウンドの底に鳴り響く。石、鉄、水の様な無機質な〈もの〉に、情念の回路を通じて、夢と生命を吹込む。これは、高木の奥深い処に秘められているやさしさなのであろう。つまり、高木の演奏には1音1音に生きた感情があるのである。(副島輝人)


ディスクユニオン新宿店で、身なりのいい男女が店員にCDを手渡し、
「これに似た感じのCD、いくつかみつくろってください。いい感じなんですよ。ええ、お店でかけるんです。おまかせ、で。」と。
TPOで聴くジャズもあれば、リスニングルームで対峙するジャズも、踊るためのジャズも、ある。
むかしはNHK−FMでもジャズの専門番組あったし、ぼくはクロスオーバー・イレブンで聴いたパット・メセニーでECMに遭遇したし。
ジャズについては、20歳のときに中央線に揺られていた午後に、突然「あの、水道橋スイングで聴いてるああいうのが聴きたいー」とスイッチが入ったのをはっきりおぼえている。

■musicircus

02月09日(月)
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