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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■くらきまいーなかしー・『ゆらゆら帝国のめまい』『ゆらゆら帝国のしびれ』・アントニオネグリ・平井玄
妹にフォークギターを教えた。妹は森山良子のように歌い、バスガイドとなって職場で人気者になった。
新宿のうたごえ喫茶「灯(ともしび)」にも、同伴喫茶にも、名画座3本立てにも行った。
「マーメイド」で弾き語りをしていた五輪真弓の才能を見抜いていた。
結婚して息子が生まれた。

「近所のかわいい女の子がキャップだけでスクーターに乗っていて、おじさんが買ってあげるからフルフェイスのヘルメットかぶりなさい、って言うんだけどね。」

「ゆらゆら帝国って、拓郎や陽水みたいなもんですよー」と言うと「へえー、そうなんですかねー」とFさんは目をきょろきょろさせている。
「ぜんぜん違いますけどねー」と言うと「ぜんぜん違いますよねー」と目を大きくさせて笑う。


去年の東京新聞における『ネグリ 生政治的(ビオポリティーク)自伝<帰還>』アントニオ・ネグリ著杉村昌昭訳(作品社)に対しての書評が秀逸だった。

アントニオ・ネグリについて。

『六十九歳の今もサッカーのACミランの大ファン。
バツイチらしいけど、映像作家の娘がいる。
なんだがイタリアンなおじさんである。
ただ、父親がひまし油を飲まされてファシストに殺されただけ。
父親がわりで、やがて姉の夫となった医学生の勇敢なパルチザンぶりを見て育っただけである。
そして六十年代に始まり、ジェノバや反イラク戦争の大デモにいたる新しい世界運動の渦の中を思いきり生き抜いていっただけ。
特別な人じゃない。イタリアでも世界中のどこにでも、数万人、数十万人、数百万人といる人間たちの中の一人にすぎない。
違うのは、自分が体験した可能性の最もやわらかな部分を新しい言葉にしたことである。』

このテキストを書いたのは平井玄さん。
ザッパ、パーカー、ウルマー、バルトーク、アイラー、エリントン、ハンラハン、モンク、ロリンズ、アイスラー、オーネット、西田佐知子、フランク永井・・・
■『引き裂かれた声―もうひとつの20世紀音楽史』(毎日新聞社)
この本を読むと・・・、いや、手にするだけで、音楽をテキトーに聴いて暮らしているだけの自分が恥ずかしくなる。
そして、音楽をもっと聴きたいと思う。

平井玄[ヒライゲン]
1952年東京生まれ。音楽、思想、社会等幅広い領域を、独自の視角で論じる。早稲田大学文学部抹籍。1980年、竹田賢一らと先鋭な音楽批評誌『同時代音楽』を創刊、ジャズを中心とする音楽のプロデュースや、様々な社会運動にも携わる。92年には、パレスチナから音楽グループを招聘し、コンサートを催した。現在、早大文学部講師

参考テキスト=■教科書が教えてくれない歴史たち
あれ?飛ばないですね・・・ここのテキストなんですが・・・
http://www.shohyo.co.jp/punch/composite/composite23.html

ロヴァの耳■musicircus

01月25日(日)
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