ID:73399
羽積風narration
by 汐 楓菜
[75364hit]

■願わくば柳のように
きつめの坂道を自転車立ち漕ぎで上ると徐々に広がるのは、
まぎれもなく夏の空。容赦なく夏の空。

*** *** ***

WMPで英語のラジオを流すようにしている今日この頃です。
とりあえず英語に触れていることが大事かなぁ…と思い。

「そんなもん理解できてないんやったら、
 いつまで経ってもただの騒音じゃ」

などと冷たいことを彼氏に言われつつ。えーん。

あたしだってさ、何かの広告みたいに

「ある日突然聴き取れるようになってビックリ!」

なんて期待してないけどさっ(;_;)えぐえぐ。

*** *** ***

当たり前だし、今さらだけど。
みんながいろんな事情と問題を抱えてるな〜と思う。

私は外ではわりと平気で普通に仕事をしたり笑ったりしていて、
気もそぞろにソワソワしてるなんてことは無い。

だからここを見てくれてる会社の人なんかは

「汐さん全然普通に見えるから、帰ってから
 日記読んでびっくりしたりする。すごい強いの?」

と言ってくれたりするけれど、
そこんところは自分でもよくわからなくて奇妙な感じ。

出来事を飲み込んで、現実・日常として受け止めるまでの
処理時間が半端でなく速いとは思う。

というか、この十年ほどでたくさん訓練されて
処理能力がますます上がってきてる。

すごく参ってるような、なんてこともないような不思議な感覚。

「もし私が汐さんの立場だったら、そんなふうにはいられない」

と言われるのは、よくわかる。

もしかして…というか、やはり私はものすごく心が死んでいて
残酷な人間なのかな?と思ったりもする。

T氏については、彼自身の生命が脅かされている状態で
それでもやっぱり仕事や日常を笑いながら淡々とこなしている。

それを見ていると私もやはり

「もし私が彼の立場だったら、あんなふうにはいられない」

と思う。もっと取り乱して何も手に付かないはず、と。

そして面白いことに。また、彼も言う。

「もし俺がおまえさんの立場だったら、ちょっとキッツイなぁ」

“痛み”というのは、そういうものなのかもしれない。

「自分の身体から出る血を見るのは平気だけれど、
 他人が血を流しているのを見るといてもたってもいられない」

という感覚がわかる人にとっては。ね、そういうのあるよね?

自分の痛みは案外飲み込めるけれど、
他人の痛みはすごく痛そうに見える。

“わからないものは恐い”ということかな。違うかな。

でも実は全然消化できてなくて、
突然爆発することもあるのだろうけれど。

そしてもちろん、そんなタイプの人ばかりではなくて。

痛みを感じると自分のことでいっぱいいっぱいパニックになって
取り乱して日常が手に付かなくなる人もたくさんいると思う。

どちらが人間として、より自然な
痛みの受け止め方なのかは、わからない。

あと。

弱音を吐いて泣いて周りに負担を割り振って、長く生きる人と。
そんな痛いそぶりも見せなかったくせに、突然壊れてしまう人と。

どちらが強いのかなんてわからないなー…とか。

寿命まで壊れずに持ち堪えれば、誰にも知られず
“強い人”で一生を終えることができるわけだし。

そもそも“壊れる”って何?
精神に異常を来して理解不能な行動や犯罪をおかしたりすること?

胃に穴が空くとか禿げるとか、身体に出ればわかりやすいけど。

どんな状況でも、ニュースや周りの人の話を聴いて
いっしょに痛みを感じたり腹を立てたりはするし、
心というモノには容量なんて無いんだな〜…だとか。

大きな問題をたくさん経験していれば、小さなコトには
いちいち傷付かなくなるか…といえばそういうわけでもないし。
小さなコトにもしっかり引っ掛かる。あ、あたしだけ?

あ〜…なんかそういう答えのないようなことを
考えたりするのは、結構好き☆(…おぃ)

とりあえずあたしは

[5]続きを読む

08月05日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る