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羽積風narration
by 汐 楓菜
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■『しょう来の夢』(小学四年の汐・著)
突然ですが今日は、汐の小学校四年の時の作文をご紹介。
(引越し準備中に部屋から出てきたのよん)。

物書き・汐のルーツが見え隠れしているでしょうか?
原文ままです。では、どうぞ ^^)/

*** *** ***

『しょう来の夢』 四年一組 ○○○○

 私は、これといった夢はないけど小さいこ
ろは「ケーキ屋さん」と言っていて、「注文
されたら、自分で育ててるフルーツをつんで
きて洗って切ってならべる」とか言ったり、
紙に、想ぞうしたケーキ屋さんの絵を書いた
りしていました。
 だけど今は、「ケーキ屋さんにでも、ふつ
うのお母さんにでも、何にでも、なるように
なったらいい」と、思っています。
 どうしてそう考えるようになったかという
と、それがなぜか、まったくわからないので
す。おそらくその「ケーキ屋さん」が、大き
くなるにつれて、「なんだあほらし、本当、
小さい子の考える事だな。ようちだな」と思
うようになってきて、他の仕事を思いうかべ
ても、その仕事の都合の悪い所を見付けるの
が上手になってしまったからだと思います。
 でも、そう悪い見方ばっかりしないで、も
うちょっと良い見方をしよう。と、考えたい
けど、やっぱり「なるようになったらいい」
と、ずっと考えています。

*** *** ***

………。

どうしたんだっ!?十歳当時の私っ!!
幼い少女を何がここまで追いつめたというのか。
今以上に世の中を、斜に構えて・悟りきって・捨てている。

この作文を読んだときの
担任の先生や両親の落胆ぶりは、如何ばかりであっただろうか。
残念ながらまったく記憶にないし、コメントも残されていない。

あの頃の私よ。

十五年後のあなたは結婚しないし母親にもならないと言ってる。
ケーキどころか台所にも立ちやしないし、甘い物はやや苦手だ。
だけど、ケーキ屋さんも母親業も馬鹿にしたりはしていないよ。

そして、ものすごく仕事大好き人間になっているぞ。
若くして何故かあなたが悟ったとおり、どんな仕事にもツライ
ことはあるけれど、そう悲観することはないさ。楽しんでるよ。



あの頃よりは情熱的で素直な良い子ちゃんに育った自分に乾杯!
04月10日(木)
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