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羽積風narration
by 汐 楓菜
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■希望の人
通勤途中、会社近くのお家の庭に小さな紫色の花が咲いています。
よく見るとそれは、クルッと輪っか状に何段も花が付いていて
「おもしろい咲き方だなぁ」と気になりだしました。
ごめんね、うまく表現できなくて…クルッと輪っか状なの。
毎朝通る道なので気を付けて見るようになると、
近辺でその花を育てておられる家が何件もあり、
色も紫だけではなく白いものもありました。
毎日毎日「可愛いな」「不思議だな」と思って見ているものの
相変わらず花の名前はわからない日々を過ごしていたある朝、
その家の奥さまらしき方が表を掃除しておられるところにバッタリ。
私はツツツと近付いて行き
「あの〜、すいません。この花、なんていうんですか?」
ご婦人はとてもにこやかに
「これ?これはサクラソウよ」と、答えてくださいました。
そして少しお話ししたあと、私は会社に向かいました。
サクラソウだったのかぁ…。
名前はよく聞くけれど、それがこの花だとは知らなかったなー。
後からネットで“サクラソウ”を検索していくつも写真を見ましたが、
私が見た実物ほど顕著に輪っか状に撮れているものはありませんでした。
そしてやっぱり、実物の方がずっとキレイだな〜…と思いました。
道を尋ねるフリして人を刺すような人がいるこのご時世に、
快く答えてくださったことに感謝します。うれしい朝でした。
04月02日(水)
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