ID:73399
羽積風narration
by 汐 楓菜
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■そんな休日
 …そう。大事にしてもらってるんだね。
 ごめんね。ほんとにごめんね。」

って言って、私の服を直して帰って行きました。

なんだろう。ものすごく気持ち悪かったとか
怖かったとかいう感情は人より薄かったんじゃないかな。
あったとは思うけれど。もうあまりちゃんと覚えてない。

その後もやっぱり私は冷静で。
その時の彼氏には、

 最後まではされてないけれど、
 これで私が傷物になったと思うのなら
 今すぐフッてくれて構わない。

 もしかしたら相手は私のことを知っていて
 歪んだ好意を持って以前から狙っていたのかも
 知れないから、そうだとすると
 彼氏であるあなたが危険な目に遭う可能性も
 あるから、私からは離れていたほうがいい。

とだけ告げた。

彼氏も結構悲しかったかもしれない。
たぶん私がボロボロに傷付いて怖がって
助けを求めたほうが良かったのかもしれない。
けれど、そうじゃなかったんだからしょうがない。

私は私で、彼氏に
その男に何をされたのか・どこを触られたのか
とか、訊いてもしょうがないようなことを
しつこく尋ねられたことのほうが精神的には疲れた。

私の気持ち云々より、自分の所有物を他の男に
触られたという悔しさのほうが強かったんだと思う。

恋愛なんて、そんなもんだろう。

独占欲で成り立っているのだし、
相手の気持ちより自分のプライドの方が大事なんだろう。

警察には、行かなかった。以前の日記にも少し書いたけれど。
また詳しく根掘り葉掘り訊かれるのがイヤだったから。


ただそれだけの、私が高校生のときのこと。

*** *** ***

今日は、部屋の片づけをしていました。
まだまだダンボールだらけ。

04月29日(火)
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