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羽積風narration
by 汐 楓菜
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■[バイト体験記A]アイスの試食販売inスーパー
ライバルのHDはあまりにも有名な超別格アイスだ。

さーて、ここからいろんなお客さまが現れるぞ〜。

食べた後で「ありがとう、ありがとう」と言いながら
やたら身体のあちこちをバシバシとタッチしていくセクハラじいさん。

「寒いのにこんな所でかわいそうに」と哀れんでくれるものの
別に食べてくれるわけでも買ってくれるわけでもないおばさん。

やたらなついてくる子供達。
「これな、このプーさんの毛布な、三階のビンゴで当たってん。」
「この、あずきのやつ、あんまり売れてないなぁ?」
「もっと食べるー。もっと食べるー。」
・・・そりゃ、もう大変さ。期間限定の“子供好き”になる私(笑)。

「食べるのはタダやからな。絶対買わへんでぇ」と言いながら
たくさん買っていってくれたおばさん。

私服警備員のおじさんと仲良くなって、時々巡回中におしゃべり。

他にもいろんな人と、世間話を楽しみつつのお仕事。

そして後悔も少々・・・。

アイスクリームは溶けるので、買い物の最後にカゴに入れる。
だから試食して「また後で来るからね」と言う方が多いけれど、
そう言っていただいて「お待ちしてます」と言ったのに
途中で契約時間終了になって、ちょっと延長して待ってみたけれど
引き上げなくちゃならなくなってしまって会えなかったおばさんが
とても心残り。本当に来てくださったかどうかはわからないけれど、
そういうのってすごく気になるのだ。ごめんなさい。

少し離れた通路でアイスを吐いてしまった小さな男の子。
私は、取引先の店の食品売り場を汚してしまったことや
掃除道具をどこから持ってきたらいいのか勝手がわからないこと
ばかりに気を取られて、子供の体調が大丈夫なのかという心配に
ほとんど気が回っていなかったのが、とても情けない。
気が付いた時にはその子は消えていたけれど、大丈夫だろうか。
乳製品は合わない体質だったのかも知れない。ごめんなさい。

ノルマは無いけれど、売り上げが気になって
やっぱり放っておくより試食販売したほうが良く売れるので、
昼食休憩を取らずにやってしまった。おもしろかったし。

そんなこんなで8時間立ちっぱなし労働が終了。

さて、結局自分では一度も食べないまま
「わりとあっさり目のお味でしょう(・・・色が薄いから、たぶん)」
などと勧めまくった結果。
担当さんに「普段は20個ぐらいかなぁ」と言われていたものを
139個売り上げた。・・・やるじゃん、私 (^_^)b

後片付けしながら裏でやっと試食。
ほんとにあっさり目の味で良かったと胸をなで下ろす。

明日は もっと売ってやるぅ p(^^)q


【後編(今日)】

朝、外に出ると水たまりが氷に。昨日より寒いじゃないか。
でも、売るのはアイスクリーム。過酷じゃ。

昨日は「こんなんやってるところ、会社の人に見つかったら
恥ずかしいからイヤやな〜」と思っていたものの
一人で寂しかったので、今日は「誰か遊びにきて〜」と思う。

昨日よりは少し余裕を持って出勤。
準備も少し慣れて、だいぶ余裕を持ってできたものの
店内の他の売り場を把握する時間はさすがに無し。
ごめんなさい予告。今日も「申し訳ありません、
私、この店の者じゃなくて・・・」を連発します。

試食に使うアイスは、少し前に冷凍庫から出しておいて
やわらかくしておく。だってスプーンが刺さらないと焦るからね。
昨日の私とは違うのだよ、ふふっ。

昨日とは別タイプのセクハラおやじに遭遇。
「アイスクリーム食べて行かれませんか〜?」
「アイスより、アンタのほうがおいしそうや」
「(で、出た〜)アラお客さま、お目が高い・・・なんちゃって」
「いやいや、アンタにやったら少々値が張っても出すけどなぁ。
どこから食べよっかな〜♪(と、眺め回す)」
以下延々とエロトークが続くものの、アイスクリームの話題は
はぐらかされ、結局売れず。寒かった。

何故か試食を断る理由を具体的に言ってくれるお客さまが多かった。

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01月05日(日)
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