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かなしいうわさ
by 石井
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■自己表現とかクソッタレ んな暇あんならmake party
今月は続けて買っている漫画がたくさん出て嬉しいやら金がかかるやら。





ネムルバカ /石黒正数

「それでも町は廻っている」4巻も快調な、石黒正数の読みきり作品。
いいですね。いいなぁ。とことん青臭い。
若いくせに落ち着いてやがるようで全然焦ってて、ちゃっかりしているようで空回りしていて。
それをテレたりカッコつけずに正面から描いている。
これほど美しくモラトリアムを切り取った作品を俺は知らない。
ありきたりな日常を転がしていくことの大変さや大切さや愉しさを見事に描いた「それ町」と対を成しているからこそ、
深みを増してじんじんと沁みてくるのかもしれない。

それ町の歩鳥は、いずれ入江になるんかなぁ。とか。
それもまたいいよなぁ。とか。

1巻で完結という絶妙の長さが、スキを埋め切らない=読みしろを残していて、いいんだよな。

石黒正数は「悪い人」を絶対に描かない。そこも好きだ。



ひろく読まれてほしい一冊。ぜひ!









チラシ。














来月もいいモン沢山出ます。

朝倉世界一の名作!短編集「月はなんでも知っているかも」 とか
ロビン西の地味傑作収録「ソウル・フラワー・トレイン」とか。
どちらもエンターブレインより。












そういや今月のコミックビームは良かった。
特に須藤真澄のエエとこを凝縮したような賑やかでせつない「庭先案内」は是非読んで欲しいですね。
あー、花見しよ、花見。飲んで歌って踊って騒ごう。








スミノフアイスを飲んで、おやすみなさい。











03月25日(火)
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