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かなしいうわさ
by 石井
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■フジロック感想文 初日その2
感想文1回目は前日の日記をご参照ください。まあ着いてカレー喰うしかしてないので読まなくても...
今日も既に酩酊してます(*´ー`)でも頑張ってかきますウッヒョー







2007.7.27(金)初日

グリーンステージ到着。適度な込み具合。
シマックと合流して、キュアーを待つ。周りの人を見回すと、やっぱり年齢層高め。俺もナ。



The Cure

ステージを薄暗い照明が照らす。グオーン、フォーン、という仰々しいSEが鳴り響く。盛大なスモークが吹きあがる。メンバーが現れる。
ロバスミもスモークの中からひょっこり登場。
化粧が本気だ!! 


いいぞ。これなら今日はいいな。今日はいける!と根拠のない確信が沸いてくる。
1曲目は名盤「Wish」収録の"Open"だったかな。ギュオー!おお、うねってる。初期の音源みたいにペナペナじゃないのか。轟音キュアー。
しかもキュアーらしからぬグルーヴィーな演奏。暗い曲調でもガシガシ踊れる。達者なベースが一音を長ーくひっぱってグルーヴを生み出す感じ、俺好みのベーシストだな。動き回りうねりまくる低音。よしよし、いいぞいいぞ。
そんなキュアーぽくない演奏にもかかわらず、彼らの音楽から感じられる感触は、昔から聴いてきた音源のそれと全く変わらなかった。大きな憂いの闇に覆われながらも、その暗闇の中でほのかに差す光のようなあたたかさを湛えている。苗場の暗闇の下でロバスミの垢抜けない声を聴いていたら、なんだか気負いも力も疲れも抜けて、安心しきってしまった。久々に心から安らいだ。深くリラックスしながら、力を入れずに音に身を委ねて笑いながら踊った。 まさかキュアー観てうれしくてニコニコしてしまうとはなあ。
中盤、おっさん、おばさん、嬢ちゃん、兄ちゃん、外国人も、皆が両手を振りかざし合唱した、やたらダンサブルな「Friday I'm In Love」を聴きながら、ああなんて良い光景なんだ!もう今年のフジはこれで終わりで構わない!と思った。Just Like Heavenでまさに昇天した後はあんまり覚えてない。


ビールのがぶ飲みがまずかったか、途中でトイレに行きたくなってしまい、離脱。おれがこの世で一番好きな曲のひとつである「Boys Don't Cry」を聴けぬうちに退散。アンコールで、最後の最後に演ったらしい。まぁ仕方ないね。
トイレから戻ると、丁度苗場食堂でハンバート・ハンバートが演る時間になっていたので、そのまま苗場食堂へ。








humbert humbert

ハンバートは、いつも通りだった。いつも通りに良かった。いつも通りに、穏やかななかに潜めた狂気をチラつかせて、場を掌握していた。
「おいらの舟」でアカペラ大合唱になって、おしまい。ああ、いつも通りだ。このままずっといつも通りでいてくれれば何の問題もない、ハンバートってバンドは。

やっぱり風太さんもいらっしゃってましたよ>関西方面の方々
風太さんはフジロックをどう思っただろう?どう感じただろう?
遊穂さんは前日に用賀でハワイアン音頭を踊ってきたらしく、曲間で披露してくれてじつに可愛らしかった(しかし後に逢った友人はこれがいけ好かんかったと...)







Hifana

ハンバートの演奏中からブンバズビズバと低音を振りまいていたHIFANA。レッドマーキーを遠巻きに眺める。...だけのつもりが、
面白くてバンバン踊ってしまう。
ブレイクビーツは音色とタイミングが命。選び抜かれた絶妙の音色を、センス良いタイミングで鳴らせば万事OK。
MPCのパッドを叩いて音を出すというのは、想像してた以上にフィジカルで、"演奏してる"つう感じがすんね。
すっとこどっこいなギャグセンスも見事にファンクに昇華されてる。バッチリだ。
ひとしきり踊ったのち、苗場食堂に戻り、今年のフジの目当てのひとつであるイルリメへ。








illreme


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08月09日(木)
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