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かなしいうわさ
by 石井
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■おいら船長くつろいで頂戴 なんがあったって沈むっす
鴨ちゃんのお別れ会に行ってきました。
皇居のほとりにあるパレスホテルにて。豪雨にも関わらず、1000人以上の人が集まったとのこと。
献花のあと、鴨ちゃんのご両親と並んで参列者全員にきっちりと目をあわせて挨拶をしてくれたサイバラは、とてもにこやかで。たいへんな強さを感じました。同時に、裏返しになった弱さと、深い哀しみが、ひしひしと伝わってきました。(それを「メンチきってる」と表現した大塚さんは、やっぱり凄い... 的確過ぎる)
終止和やかな感じで進んだ会だったけれど、最後の土井くん(できるかなでワキガが凄すぎるとか描かれてた鴨ちゃんの親友)の直球なスピーチと、サイバラのそのまんまな締めの挨拶には泣けてしまったよ。
あと、鴨ちゃんの写真がスライドで上映されていて、それもとてもよかった。
こんな感じでした
おみやげに冊子貰ってきました。
そうそう、「酔いがさめたら、うちに帰ろう。」は映画化されるそうです。
最近、Fania関連がバリバリ再発されてるので(最近っても結構前ですが)、ぼちぼちと買っている。今のところどれもアタリ。
Willie Colon & Ruben Blades /Siembra
ラテン・ミュージックは、清濁併せ呑んでいるのがいい。
生きてりゃいろいろある。そのいろいろすべてを、したたかに自分たちのスタイルに音楽として無理なく落としこむことができている。
たとえば、ド天才にしてド奇才、エディ・パルミエリの音楽は、喜も怒も哀も楽も死も生も非も是も全部めったくたに「かきまぜて」いる。
そして、サルサの2大巨頭がつくりあげたこのアルバムは、かきまぜるのではなく、全てをそのままホイっと「つつみこんで」いる。
どちらもそれぞれ素晴らしい。俺の今の気分では、こっちかな。当時300万枚を売り上げた、FANIAレーベル史上最大のヒット作。おおらかな歌。たしかなリズム。でかいでかいグルーヴ。
Eddie Palmieri /In Concert Ai the University of Puerto Rico
エディは、再発されたこのライブ@プエルトリコ大学をたまに聴いていた。今回のリマスター再発で、収録曲も増えて、音も若干良くなった。
音楽におけるライブの醍醐味のひとつは、目の前にいる演者が、感情が高ぶって常軌を逸していく、"ひと"でなくなっていく過程や瞬間を目にできることだ。この盤は、録音物にも関わらず、その瞬間をまるでその場で演っているかのように掬い取っている。混沌は混沌のまま。グッチャグチャにかき回してそのまんま。あるがまま。整理せずに野放しのまま。手加減無しのまま。 電化マイルスもまるっと飲み込んで俺流サルサに変換。結果、長尺で混沌、しかし抜群に抜けのいいフリーキーなサルサになっている。座り小便して立てなくなる。のであんまりしょっちゅう聴けない訳です。
囚人の歓声が入りまくった最狂のライブアルバム@シンシン刑務所も併聴推奨。
久々に買ったダブ。
Abassi All Stars /Dub Showcase
ニュー・ルーツ系のダブで久々に興奮した。どう聴いても滝廉太郎作曲の「荒城の月」(はるこうろうのー、はなのえんー)にしか聴こえないメロの反復をナイヤビンギのリズムでヘヴィに仕上げた1曲目を10秒程試聴した後、即レジへ。タイトでしなやかな演奏、音の出し入れを最小限に絞り、隙間と戯れグルーヴを生み出すダブ処理。ルーツマナーを忘れないド真ん中直球なスタイル。素晴らしい。あとで調べたところ、Zion Trainのひとが演っているバンドらしい。ははあ、納得。
コンシャスなレゲエファン以外にも是非聴いてほしい作品。ソウルフラワーユニオンが好きな人も意外とはまるかもしれない。
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04月30日(月)
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