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かなしいうわさ
by 石井
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■フジロック感想文 初日
そして皆思い思いにフラフラ揺れている。俺がフジを好きな理由のひとつとして、後ろのほうで人の目を気にせずバッコバッコ踊っている輩がたくさんいるというのがある。バコバコとバカ踊りしている人に包まれていると愉しくて仕方がなくなってくる。だから前のほうに突入するより、ちょっと引いて遠くから観客コミでステージを眺める。そして会場全体が醸し出す幸せな空気を感じながら、空いている場所でバカ踊り。これです。







2日目じっくり観よう、と割り切って、後ろ髪をグイッグイ引かれながらホワイトのサケロックへ。









SAKEROCK

ポカリのテント付近まで人がミチミチ。初日の朝イチホワイトがこんなに混むとは...いつからこんな人気モノに?!
揃いの白スーツでピシッと。やっぱり野外で聴くと愉しいなあこのバンドは。レコードだとあんなに端整な音作りしているのに、ライブだとドシャメシカでガレージーな演奏になっちまうのがいい。ぶんちゃかぶんちゃか。恒例の「Old Old York」途中での寸劇は「わーフジロックに金正日が攻めてきた!(ゴジラのテーマで)テポドンテポドン... わーホワイトステージに落ちるグワドガシャーン わあこんどはレッドマーキドグワゴショダーン ああもうフジロックは滅茶苦茶だ!誰か助けて!フジを助けてえええ! あ!西の空からくるりが助けにやってきたぞ!やったーヒューンエゾロックへ行ってしまったぁ ああ東の空からチャーも助けにやってきヒューンウドーロックフェスへいってしまったぁ」とかなんとか。ウケてた。俺はブサイクな彼女バージョンが良かったのだけど...
ゲーム「マザー」のカバーのような静かな曲が、山々にじんわりしみいっていくかんじも最高だった。ええでええで。





ここでケンゴーさんと離れて、ひとりグリーンのフロッギング・モリーへ。
パエリア喰い喰いビール飲み飲み、オアシスをブラブラ。

ワールドレストランのパエリアは運良くできたての時に買えれば至極の味。できたてじゃないと、それなり。今日はできたてヽ(´ー`)ノ










flogging molly

イントロがはじまると「おお!!!」っと歓声が沸き起こり、皆ステージへダッシュしていく。 アイリッシュ風味でバカスカ暴れられそうな即効性あるメロと音。いかにもフジの客に受けそうだ。なんて落ち着いて考えていられるはずもなく俺もダッシュダッシュ、モッシュモッシュ。あれ俺腕を怪我してなかったっけ何でバンバカ拳を振り上げているの?と思う隙なく叫び踊る。しらん奴らと肩組んで体揺らして合唱。...何やってんだろう三十路のおっさんが。さっき「遠目で観て、ゆったり踊っているのがいいのです。」なんて言ってたのはどこへやら。途中、シェーン&ポープスの「パブリック・エネミーNo.1」という曲とまったく同じイントロがかかった時にはダイブしようかと思ってしまいました ノ(;´Д`)

とても愉しかったけど、ポーグスみたいな深さはなかったなぁ。ギターでもバグパイプでもバイオリンでもどっしゃどっしゃ入れてワイワイやればOK!という感じはした。サビでドカーン、次もまたドカーン、お次は静かな演奏でしんみり、でもまたサビでドカーン、という具合。まぁ短時間だからそういうセットにしていたのかもしれんけど、良い曲多いんだからもうちょっと間を生かしてやってほしいなあ、おっさんとしては。


終わって周りの輩とハイタッチなどしながらモッシュピットを出て、さてビアーをグイッとなどと思ったら首から提げていた小銭入れが千切れて無くなっていた。(;´Д`)まぁ大金入れてなくて良かった。フロモリ観た客が拾って美味しいビール飲んでくれててもいいや。






やっぱ腕いてえや。
かばいつつ、A Hundred Birdsを観にホワイトへ戻る。








A Hundred Birds
うーん。んー。2曲目にしてURの名曲「Jaguar」なんかも演ってくれたのだが、どうにもこうにもダサい。日本的フュージョン臭さ、っつうかイカモノ臭さがどうにも鼻につく。モターッと、ネチャーっとしてる。



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07月28日(金)
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