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かなしいうわさ
by 石井
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■フジロック感想文 2日目
雨は降っていなかったので、暑くて7時位に起きてしまう。扉開けて2度寝、9時過ぎにタラリラっと起床。徒歩で本陣へ風呂借りに行く。露天最高〜。戻ってから、昨日のソーセージの残りをボイルしてホットドックを作った。これがまたうめええええ(´π`) 会場で屋台を出して売ったら良いという位。
まだ雨は降っていない。張り切って出陣。
グリーンに陣地作成。モーサム・トーンベンダーが演っている。うーんちょっとうるさいな(;´Д`)歌詞が一筋縄ではいかない感じで面白い。10代の頃なら夢中になっていたかもしれない。
退散して、ホワイトステージのイースタンユースへ。
Eastern Youth
途中まで川で聴いて、その後ステージの3人が豆粒くらいにしか見えない場所で観戦。
激情に溢れたその音は、青く暑く晴れた苗場の空のなかで少しもいじけることなく響き渡った。
最新作で久々にアルバム聴いて関心してたんだけど、新しい曲も昔の曲も等しくビンビンに響いてくる。
素晴らしい。単独公演を観に行かなければ!
今年から通れるようになった新しいボードウォークを通ってグリーンへ戻る。
King Tones feat.ジミー入枝
開始前から最前列へ突入。人が多くてゴミゴミしている今年のフジにしては異例の空き具合。フジつうより春一みたいな空気です(´ー`)
リーダーの内田さんが病気で倒れてから2度目のステージ。前回は未見なんだけど、内田さんは病み上がりで実は殆どうたえていなかったらしい。でもホワイトからグリーンへと集客のでかいステージになって再登場ということは、きっと大丈夫なんだと信じて待つ。
そして開幕。内田さんは杖を付きながらだけど、誰にも支えられることなくひとりでステージに登場した。そして、持ち前のファルセットは出ていなかったけれど、力強いヴォーカルを聴かせてくれた。CDで何度も聴いた、丁寧に着実にひとことひとことメロディを刻んでいくあのヴォーカル。ちょっとよたる部分もあるけど、それすら魅力的だ。MCも達者で会場をホクホクさせていた。
ライブ自体は、ソウル、R&B、ラケンローの名曲を気持ち良いコーラスで彩っていく力強く心底愉しいエンターテインメント・ショウ。
オリジナル曲は「グッドナイト・ベイビー」のみ、他は全てカバー。革新的なことは何ひとつないステージかもしれない。オールドタイマーによる歌謡ショー、なのかもしれない。だけど、カバー曲ばかりでスタンダードなアレンジなのにそれでもなお彼ららしい音になっていたこと、そしてそれが他では代えが利かない魅力を放っていたこと、そしてなによりその場にいる人を楽しませようと強く強く思って演奏してくれたこと。ラケンロー・ショーにその他に何がいるというのか。 今回見事なファルセットを聴かせてくれた内田さんの弟子、ジミー入枝さんのサイトに、今回のステージに向けて内田さんから貰った言葉が載っている。
"今度は3万人だョ。その観客のハートに届かなくちゃならないんだ。ジミーは身体がデカいんだから息を沢山吸って沢山出す。
そしてナ、雨が降ったら雨が降ってる感じで、太陽が眩しい時はそんな風に、もし、星空の下で歌う時は星空ってェ風に、自然を感じながら歌うんだョ。" 鹿児島発世界行のDOO-WOP:ブログ
感じたよ。あの山ん中であなたたちの歌を聴けて感じられて本当に良かったよ。
内田さん、入枝さん以外の方も皆すばらしかったが、とくに成田さんというテナー担当の初老男性の身のこなし、立居振舞いのすべて、そして爽やかすぎる笑顔がとても素敵でたまらんかった。ずっと真似しながら踊った(´ー`) このライブ以来、ライブで体を揺らすときは必ず成田さんの身のこなしを思い浮かべています。
力を貰った良いステージでした。本当にありがとう。
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07月29日(土)
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