ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■Jユース杯 ジュビロ磐田戦 (A)
04年10月30日 (土) 14:00開始 ヤマハスタジアム
 第12回Jユースカップ2004 Jリーグユース選手権大会 予選Dグループ
 対 ジュビロ磐田ユース (A) ※45分ハーフ
 天候:雨、弱風、気温/湿度:17.2℃/87%、観衆:203人

▼布陣
先発:                終了間際:

−−−−−−−−長沢−−−−−−−− −−−−− 篠田悠 −長沢−−−−−−

−−−−− 鈴木真−山本真 −−−−− −−−−−−− 山本真 −−−−−−−

−−岡村−−枝村−−池田−−谷野−− −−岡村−−枝村−−池田−−谷野−−

−−− 桑原卓 −岩本−−村越−−−− −−− 桑原卓 −岩本−−村越−−−−

−−−−−−−−風間−−−−−−−− −−−−−−−−風間−−−−−−−−

控え:前田、佐野克、渥美、桑原彬、神田、篠田悠、石垣
交代:後半44分:鈴木真→篠田悠 (FW、2トップに)

ジュビロ磐田ユース:

−−−−−−藤井−−岡本−−−−−−

−−−−−−−−中村−−−−−−−−

−−増田−−上田−−徳増−−石神−−

−−−−飯田−−森下−−宮本−−−−

−−−−−−−−八田−−−−−−−− 交代:後半44分:石神→渡辺恵


▼試合展開
 今年3度目の対戦。清水はクラブ選手権静岡県予選、プリンス東海、共に0−5の大敗を喫している。7月の対戦後も、清水はクラブ選手権不出場・高円宮杯全敗、磐田は両大会で準優勝と明暗を分けた。だが、主将の枝村が3試合目で遂に登場。フォーメーションも磐田と同じ3バックに変更し、四ツに組んで勝負を挑む。湘南戦で好調だった長沢が石垣に代わってワントップを起用、一方でミスの目立った左CB佐野のポジションに本来左SBの172cm桑原卓を抜擢という、驚きの采配もあった。3年生5人、2年生2人、1年生4人。今までの対戦より、平均年齢は高め。
 一方の磐田は、最終ラインからレギュラーの和田・萩原が抜け、代わりに宮本と飯田が入った。元々高さのない最終ラインが更に低くなり (平均身長171cm)、長身GK八田の責任は増している。ただ、その八田を最後尾に、森下・上田・中村・藤井・岡本と昇格内定者6名を一本立てに通したセンターラインは強烈。日の丸経験者徳増も含め、昨年からほぼ同じメンバーで経験を積んできており、タレントに組織力を加えた攻撃力で相手を凌駕する。3年生7名、2年生4名と、この時期の磐田としては例外的に上級生が多い。
 この大会、残念ながらアルビレックス新潟ユースが中越地震の影響で出場を辞退。翌日、新潟で試合のあった磐田の選手は、動かない上越新幹線の中で立ち往生したそうだが、清水の選手が長岡市で試合したのは、地震の丁度一週間前。時間帯的に帰りのチームバスが、川口町のあたりを通り過ぎていた可能性も高い。全く人ごとではない。試合前、黙祷が行われたが、一週間前に中越を訪れた一人の人間として、改めて哀悼の意を表したい。

[前半]
 序盤、潰し合いの様相ながら、やや清水が優勢。しかし、面子が変われどよく訓練されている磐田の3バックを前に、立ち上がりの10分で4回とオフサイドの山を重ね、攻めきれない。FW長沢がよく競り勝つのだが、この布陣の売りである2枚のトップ下、真司・真希の奔放な動きが封印されていた。高い位置でボールを奪えずに得意のショートカウンターが出せない磐田だが、ボランチ徳増の忠実かつパワフルな潰しに率先されて、徐々に清水を押し込んでいく。
 12分、桑卓のクリアミスから得たCKのクリアをPA外で拾った中村が、オープニングシュートを記録 (枠外)。続けて14分、清水左WB岡村の縦パスを徳増がカット、FW岡本が拾ってショートカウンター開始。岡本は猛烈に右サイドを駆け上がる徳増を囮に中央をドリブル、PA内にクサビを入れる。トップ下の中村が受けるが、右CB村越が厳しく対応して攻撃を遅らせ、中村はすぐ横のFW藤井に小さくパス。このスイッチにスイーパー岩本、ボールを見失ったか、一瞬棒立ちに。と、藤井が右足で押し出すようにシュート、岩本がブラインドになったGK風間も反応できず、ボールは転々と清水ゴールに収まった。0−1。

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10月30日(土)
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