ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■高円宮杯 展望
秋 田 遠 す ぎ
清水エスパルスユース
東海地区第二代表、4年連続5回目 [静岡県] 監督代行・望月保次
クラブ選手権の静岡県予選敗退、磐田相手の二度の大敗、突然の監督交代と、とにかく苦しんだイメージが強いが、磐田がクラブ選手権2位枠なので、出場枠は何気に2年連続で東海地区第一代表である (笑)。その割には、東海地区から随分遠く、秋田と鳥取に飛ばされてしまったが。公式戦ではホンダと磐田以外には負けてないが、その負けがあまりに痛恨で、負け方があまりに酷かった。
苦戦の理由が、相次いだ怪我人にあることは明らかだ。主将のCH、エースFW、DFリーダー、正GKを全て欠いて勝てるユース年代のチームなど、そうはない。序盤は真希におんぶにだっこの状態で、U-19代表で彼を欠いたホンダ戦の完敗が、それを如実に物語る。それでも、昨年堅守を築いたJrユースを基調にして、最終ライン+池田の守備ブロックは徐々に安定。とはいえ、磐田には二度目の対戦でも、組織の急所を狡猾に突く凄みを見せつけられた。今年、完成されたチームと対戦した経験が磐田しかない (藤枝東や名古屋は、タレント揃いでも組織は奔放) のも、大いに不安なところだ。今回対戦する高校勢は、チームとして勝つスキルを持っている。
攻撃面では、四中工戦後半や名古屋戦で見せつけたように、枝村・真希の二枚看板に悠輔らが絡む、ワンタッチパスと豊富な動き出しのダイナミズムは、感嘆に値しよう。だが、いかんせん、選手が揃わない。昨年に比べ、セットプレーやミドルシュートによるゴールが減少しており、枝村不在を痛感させられる。3年生となった真司・岡村が揃う左を中心に、サイド攻撃で補いたい。今年初めてとなる遠征・合宿しながらの公式戦であり、主将の枝村には、ピッチ外でのキャプテンシーも求められる。
1次ラウンドで同じ組に入ったのは、東北第一代表の青森山田高校、関東第一代表の桐蔭高校、九州第六代表の東福岡高校。清水も含めて、どのチームも夏の大会で結果を残せず (青森山田高が唯一全国大会出場も2回戦敗退、他は地域予選敗退)、実力的には似たり寄ったりだろう。むしろ、枝村の出場が危ぶまれる清水が、一歩劣ると見るべきか。プレッシャーの掛かる全国大会で、下級生中心のチームから主将が抜ける影響は、殊の外大きい。
近年、積極的に県外選手を受け入れ、FW小澤 (U-16代表) ・MF小寺・DF橋本らのタレントを抱える、地元?青森山田。その小澤とブラジル人留学生FWレオナルドが組む2トップは、上背こそないがスピード抜群。激戦区関東の王者・桐蔭は、DF小川・森やボランチ木宮・大蔵らを中心に守備が洗練されており、ソリッドに勝ち抜ける力を持っている。永瀬・鈴木謙ら、運動量豊富な小兵FWにも注意が必要。去年、8強で清水を下した東福岡は、そのスタメンからMF野内、DF近藤・砂田、GK坂本が残っている。主将の長身CB近藤を軸に、春のFBS杯では市立船橋相手に熱戦を繰り広げて準優勝となったが、プリンス九州は11試合22失点。伝統の4−1−4−1の「臍」となる6番…ボランチに、課題を抱えている様子だ。
■選手名簿
別記参照方。
■基本フォーメーション
ベストメンバー: 枝村・高野美抜き(A): 枝村・高野美抜き(B):
−−−−−−−−石垣−−−−−−−− −−−−− 鈴木真 −石垣−−−−−− −−−−− 鈴木真 −石垣−−−−−−
− 鈴木真 −− 山本真 −−−上埜−− −−岡村−−−−−−−−−−上埜−− − 桑原卓 −−−−−−−− 山本真 −
−−−−−−枝村−−池田−−−−−− −−−−− 山本真 −池田−−−−−− −−−−−−上埜−−池田−−−−−−
− 桑原卓−佐野克 −村越− 高野美 − − 桑原卓−佐野克 −村越− 桑原彬 − − 佐野克 −岩本−−村越− 桑原彬 −
−−−−−−−−前田−−−−−−−− −−−−−−−−前田−−−−−−−− −−−−−−−−前田−−−−−−−−
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09月24日(金)
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