ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■JY: クラブ選手権 東海予選 名古屋グランパス+ジュビロ浜北戦
 詳細はこちら → ぽけっとエスパルス

04年6月27日 (日) 11:30開始 三好町旭グラウンド
 第19回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)東海大会 2回戦
 対 名古屋グランパスエイト ※30分ハーフ
 天候:曇

▼布陣
清水エスパルスJrユース:       名古屋グランパスエイト:
−−−−−−庄司−−前田−−−−−− −−−−− 羽根田 −花井−−−−−−
− 杉山和 −−−−−−−−−田村−− −−広木−−−−神野−−−−三島−−
−−−−−−岩崎−−滝戸−−−−−− −−−−−−原田−−土屋−−−−−−
−−石垣−−鍋田−−小関− 桑原尚 − −−−− 播 −−三宅−−西山−−−−
−−−−−−−−吉田−−−−−−−− −−−−−−−−鈴木−−−−−−−−
                   後半10分:土屋 →桐山
                   後半24分:羽根田→榊原


▼試合展開
[前半]
グランパス     清水エスパルス
3(1) シュート 6(1) ○和毅、×庄司、×和毅、×田村、×田村、×和毅
2(0) 右クロス 4(2) ×田村、○田村、×尚希、○??
0(0) 左クロス 2(0) ×和毅、×石垣
1(1) 右側CK 3(0) ×和毅、×和毅、×和毅
2(0) 左側CK 2(1) ○岩崎、×岩崎
0(−)  犯OS  1(−) ・和毅
4(2) ファウル 3(1) ・岩崎、・庄司、×尚希

[後半]
後半27分、名古屋、三島がシュートブロックを自ら拾うと、右に開いてクロス、桐山がファーで頭を合わせて、0−1。

グランパス     清水エスパルス
6(2) シュート 2(2) ○滝戸、○庄司
5(2) 右クロス 10(2) ○尚希、×庄司、×田村、×田村、×前田、×尚希、×庄司、×田村、×尚希、○和毅
3(1) 左クロス 3(2) ○和毅、×岩崎、○和毅
1(0) 右側CK 2(1) ×和毅、○和毅
0(0) 左側CK 1(0) ×岩崎
0(−)  犯OS  1(−) ・庄司
9(1) ファウル 8(3) ・前田、・岩崎、・前田、×尚希、×滝戸、・小関、和毅、×??

 最終ラインを高く維持した清水が、6:4で優位に進めながら得点できず。終盤、前線の選手が戻りきれずに4−2−4に近い状態になり、清水の4+2の守備ブロックが、同数に近い人数を掛けたグランパスに押し切られた格好だった。但し、決して不運な敗戦ではなく、十分に論理的な帰結だった。
 スタッツで分かるとおり、盛んに個人能力で名古屋の両サイドを崩した清水だったが、それだけだった。確かに、左右SHの和毅・田村は同年代でトップクラスの能力を持つ選手である。しかし、残念ながらサッカーは相手を抜いた回数ではなく、ゴールを揺らした回数で勝敗を決めるスポーツだ。しかも、枝村の対角線フィードのように中央からサイドを使って攻めるのではなく、同サイドで前後にパスを送り、和毅・田村の突破力に頼る単調な攻撃が多かった。この効率性の悪さは、花井・三宅といった全国級のタレントが前線と後方の中央にいた名古屋と比べてもいいし、長沢・町田・池田・佐野・岩本と世代別代表選手で縦に一本軸を通した昨年のJrユースと比べてもよい。
 それは守備においても、同じことが言える。高い最終ラインを保てば、流れの中では有利になるが、局面を見れば裏のスペースに走られるリスクも抱えている。求められるのは、まず1対1に勝って自分の裏へと行かせないこと、次に裏に行かれても追いつくスピードがあること。だが、残念ながら名古屋の羽根田・花井・三島に対して、それを完遂できたとは言えない。良い読みは何度も見られた一方で、競り合いに脆さを見せる場面も多かった。
 効率的に戦う方法=戦術ということになるのだが、これについては浜北戦の総評で触れたい。


▼試合結果
清水エスパルスJrユース 0−1 名古屋グランパスエイト
 得点:後半 分:名古屋・桐山 悠  (三島圭一郎・右クロス)
 警告:後半10分:名古屋・三島圭一郎 (異議)
    後半17分:名古屋・原田 達哉 (ラフプレー)



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06月27日(日)
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