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えすぱっ子
by ひかる。
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■クラブ選手権 静岡県予選 ジュビロ磐田戦 前夜の展望
決戦前夜まで更新が遅れたのは、仕事が忙しいせいだったり、内容が過激なためだったり。
▼敵を知り…
ベストメンバー: 主力離脱の場合:
−−−−−−藤井−−岡本−−−−−− −−−−−−石神− 伊藤大 −−−−−
−−−−−−−−中村−−−−−−−− −−−−−−−−中村−−−−−−−−
−−中島−−上田−−白井−−石神−− −−中島−−徳増−−白井−−増田−−
−−−−萩原−−森下−−和田−−−− −−−−飯田−−萩原−−和田−−−−
−−−−−−−−八田−−−−−−−− −−−−−−− 伊藤洋 −−−−−−−
清水に一縷の望みが残されているのは、磐田がベストメンバーを揃える可能性がかなり低い点にある。森下が浜名戦 (5/8) の負傷でU-19代表を辞退、藤井がそのU-19代表の中東・マレーシア遠征 (5/9〜) で19日 (水) の帰国、岡本・上田・八田がトップのACLタイ遠征 (5/16〜) に連れられ (岡本・上田が交代出場) 、帰国は20日 (木) になった。17日のマレーシア戦に出場しなかった藤井、比較的疲労の影響しないGKの八田は、無理しようもあるが、そこで2つめの清水の望み。ホンダに5−0で完勝した磐田は、清水に8点差で負けない限り、予選突破できるのだ。去年、全国大会で行く手を阻んだ清水を、静岡の段階で葬りたい意欲は高いだろうが、怪我のリスクを冒すまでのものではないだろう。
システムは3−4−1−2。02年磐田完全優勝の際に、名波が離脱して藤田がトップ下入った時のシステムに似ているが、99-01年における清水にも似通っている。藤田同様、運動量豊富なトップ下の中村が、盛んに2トップの創ったスペースに飛び込む。ベスト布陣でも主力が離脱した場合でも、彼がキーマンになるだろう。かなり左右に張った両サイドにドリブラーを置き、試合を創る役割はボランチの2枚、もしくはセンターライン付近までリベロが持ち上がって担当している。
▼己を知れば…
一方、ホンダ戦で1−4の大敗を喫した清水エスパルス。その敗因に怪我人があることは間違いない。司令塔枝村、エース悠輔、正GK前田、DFリーダー村越が長期離脱。上の磐田のベストメンバーで言えば、上田・岡本・八田・森下が抜けたようなものだ。更にホンダ戦では、U-19代表遠征の真希に加え、切込隊長の真司、第3の司令塔の池田まで疲労を考えてか、先発から外した。例え磐田でも、中村・藤井・徳増まで外しては、苦戦も免れまい。
とはいえ、それでも磐田なら負けはしなかったはずだ。この試合、筆者は観戦していないが、前々から幾つかの問題点が気になっていた。わざわざ清水エスパルスユースの応援HPで弱点を晒す必要もあるまいと、今までは触れなかったが、今度の磐田戦、そして6月12日に再開されるプリンス東海では修正されるものと信じて、敢えて言及したい。
一つ目は、システム上の問題。築館監督はドリブラーを左右のサイドハーフに配する傾向が強く、実際、プリンス東海では一也と岡村が、ホンダ戦では小泉と岡村がそれを務めた。彼ら自身の技量について疑問を呈するわけではない。ただ、彼らはドリブラー、サイドに広く張って孤立された状態から1対1を挑み、前に向かってこそ威力を発揮する選手。そのため、システム上、4−2−4に近くなってしまい、相手の運動量が衰えない前半は特に、ダブルボランチへの負担が莫大なものになっている。U-19代表の真希の能力に加え、絶妙のポジショニング感覚を持つ岩本が機を見て前に上がることで、プリンス東海では急場を凌いできた。が、真希 (と池田) が抜け、岩本が集中力を欠いたホンダ戦で、遂に破綻してしまったのである。
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05月21日(金)
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