ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
[1244658hit]
■Jユース杯 決勝トーナメント ジェフユナイテッド市原戦
03年12月25日13:30開始 長居第2陸上競技場
第11回Jユースカップ2003 Jリーグユース選手権大会 決勝トーナメント準決勝
対 ジェフユナイテッド市原ユース ※45分ハーフ
天候:晴
▼布陣
−−−−−−阿部− 篠田悠 −−−−−
− 鈴木真 −−−−−−−−−大瀧−−
−−−−− 山本真 −枝村−−−−−−
− 高野美 −高柳−−石垣−−森安−−
−−−−−−− 山本海 −−−−−−−
控え:前田、杉山雄、篠田大、上埜、岡村、柴田、谷野
交代:後半15分:篠田悠輔→杉山雄也(そのままFWに)
ジェフユナイテッド市原ユース:
−−−−−−−−菊池−−−−−−−−
−−−−−−川淵−−伊藤−−−−−−
−−小西−−半田−−八角−−小泉−−
−−−− 林 −−秋葉−−竹田−−−−
−−−−−−−−塚原−−−−−−−−
控え:瀧本、中山、岩山、尾野、本田、矢代、務臺
交代:後半28分:小泉→岩山
▼試合展開
築館監督はクラブ選手権の浦和戦、村越と真司が出場停止と怪我で出られなくなると、一挙に1年生5人を先発で起用するという大胆策を採ったが、結果として賭けは失敗に終わり、0−4の完敗を喫している。そうした経緯もあって、注目されたメンバーだが、大方の予想通り、出場停止の村越に代わって石垣が先発し、代わりのDFとして杉山雄也がベンチに入るだけに留まった。とはいえ、篠田悠輔や高野美臣の台頭もあって、先発した1年生は4人を数える。だが、普通に見えたメンバーに、大方の予想を裏切る罠が仕掛けられてることを知る由もなかった。
一方の市原は、不動のメンバー。チーム得点王、鈴木良が1回戦で怪我で離脱してしまったが、彼の外れた2回戦でも、ヴェルディ相手に4−1の完勝を遂げ、不安を払拭している。市原とは、チビッ子のテクニックを活かすサッカーという点で共通するところが多く、共に長所を消し合って、中盤の潰し合いになることが多い。昨年冬の対決では、前半16分に喫したミスによる失点により、潰しに専念した市原に、主導権を奪われる結果となった。しかし、175cmを越える選手が7人を数える清水に、3バック&マンマークによる堅守速攻で勝ち上がってきた市原、今回は若干が違いそうな気配である。
J's Goal の事前レビューは、こちら。
(今年2度目の準決勝に臨むイレブン。堂々と中央で腕を組むブンちゃんに、3年間の(特に精神面の)成長の跡が見られる)
[前半]
立ち上がりは清水。開始0分に、枝村のパスを受けた大瀧が中盤のスペースを突いてドリブルミドルを放つと、3分には真希の突破からCKの好機、そして6分には得意の対角線フィードからの展開が飛び出す。大きく右に張った大瀧が受けて戻すと、そのスペースに入ってきた森安が右クロス。DFのクリアを、PAの手前にいた真希が拾ってミドルは、殆ど弾道の浮かない強シュートが、ゴール左ポストを舐めるように外れた。直後には、GK海人のロングキックを受けた枝村が、真希のヒールでのリターンからワンツーで抜け出し、早くも3本目のシュートを放っている。
だが、守備布陣を布く市原としても、中盤での清水の優勢は、覚悟の上だったろう。市原は竹田を阿部に、林を悠輔に厳重マークを付けたが、更に念入りなことに秋葉をスイーパーとして後方のスペースを消し、最も危険な阿部の裏への飛び出しを、未然に防いでいた。両翼の小泉・小西の位置も低く、5−2−3といった内容で、攻撃時は素早く前線の3人に当てる、縦に速いソリッドな戦術を採用。9分と12分には、川淵が単独突破からDFの寄せに構わず、強引にミドルを放っている。13分、菊池が高柳とロングボールの競り合いに勝って、伊藤が裏に抜け出した場面は、美臣の素早いカバーに防がれるが、そこからの右CKでGK海人がカブり、ファーの秋葉が頭で合わせた(枠上)。
[5]続きを読む
12月25日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る