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えすぱっ子
by ひかる。
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■Jユース杯 決勝トーナメント 大分トリニータ戦
03年12月21日13:30開始 長居第2陸上競技場
第11回Jユースカップ2003 Jリーグユース選手権大会 決勝トーナメント2回戦
対 大分トリニータU-18 ※45分ハーフ
天候:晴
▼布陣
−−−−−−阿部− 篠田悠 −−−−−
− 鈴木真 −−−−−−−−−大瀧−−
−−−−− 山本真 −枝村−−−−−−
− 高野美 −高柳−−村越−−森安−−
−−−−−−− 山本海 −−−−−−−
控え:前田、石垣、篠田大、上埜、岡村、柴田、谷野
交代:後半36分:高野美臣→柴田和也(真司を左SB、大瀧を左MF、柴田を右MFへ)
後半44分:篠田悠輔→石垣勝矢(阿部の1トップ、石垣をCBへ)
大分トリニータU-18:
−−−−−−− 河野貴 −−−−−−−
−−−−−−河内−−石田−−−−−−
−−−−三好−−吉良−−福元−−−−
−−尾崎−− 東 −−西澤−−中川−−
−−−−−−−−西川−−−−−−−−
交代:前半31分:河野貴→島田、後半00分:島田→小手川、後半07分:石田→甲斐
▼試合展開
夏の再戦となった、大分戦。前回は痛み分けに終わったが、今回は記録上はともかく、勝ち残るのは1チームである。その夏の対戦は、皇甫官(ファンボ・カン)氏の果敢な指揮に振り回された試合だった。1−0という点差ながら、圧倒的な攻勢で前半を折り返した清水は後半、CBの吉良を1トップにポジションチェンジする仰天采配に振り回され、石田・小手川・甲斐らの愚直なまでの飛び出しが、最後はPKという形となり、追いつかれたのだった。
清水のスタメンは、G大阪戦と変わらず。夏から比べると色々と変わったメンバーだが、大分はそれ以上に大きく変わっている。特に、FWかCBかと注目された吉良は今回、中盤の底での起用、相変わらず恐るべし、皇甫官。とはいえ、戦う選手が同じである以上、スタイルがそう簡単に変わるものではない。自分の形を出せた方が、勝利を掴むことになるだろう。
[前半]
立ち上がりは大分。開始1分、石田の右クロスを河野が頭で合わせ、オープニングシュートを記録する。受けて立った清水は、若干よろめきながらも食い止め、徐々に反撃開始。6分、森安が右クロスのクリアを自ら拾い、枝村とのワンツーから清水の初シュートを放つ。8分には、大分・東のファウルで、大分陣内やや右、40M程でのFK。両選手がPA内で構えるが、森安が中央へグラウンダーで転がすと、受けた真希がダッシュ、大きく空いた中央のスペースを前進し、急加速の勢いに乗って30Mドリブルミドル。強烈な低い弾道にGK西川も反応しながら、ボールを落とす。殺到した悠輔と接触し、悠輔のファウルとなったが、西川は痛んで2分弱、治療に費やした。
苛烈な飛び道具の衝撃が、流れを清水に引き戻す。12分、美臣の対角線フィードを大瀧が足で落とすと、真希が右に流し、森安のスルーパスは、阿部が滑って合わせられず。しかし、清水らしい、長短と緩急でパスを使い分ける、流れるようなプレーだった。13分、中盤で枝村がボールを奪った瞬間、素早く動き出した阿部に、間を入れず枝村が足下にパスを入れる。攻→守の切替に遅れた大分守備陣を、正に蹴散らす勢いで強引に突破した阿部は、周囲を微妙な間合いで囲まれた状態から、スルーパス。これに反応した悠輔、両CBの左に併走した状態から、スッと裏に入ってパスを受け、DFを背負う。思わず足を出した西澤?に悠輔は転倒、PKを奪取した。蹴るのはチーム随一のプレースキッカー、主将の大瀧。左足インサイドでゴール右下隅を狙う、敢えて正直なキックは、コースは完璧だったが、GK西川に完璧に読まれた。先制の絶好機を喪う。
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12月21日(日)
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