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えすぱっ子
by ひかる。
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■クラブ選手権 全国大会 展望
ハードディスクの故障によって、半ば書き上げていた原稿が水の泡と消え、途中、激しくやる気を失っていたり。ま、なんとか仕上げられました。
清水エスパルスユース
東海地区代表[静岡県] 監督・築館範男
昨年度王者。だが、昨年のチームは夏に頂点に立った後、主将にて絶対的存在であった杉山浩太が静岡選抜、世代別代表、トップトーム、そして怪我などが理由で離脱しがちになったこと、更にトップ不振に伴う行徳→築館の緊急監督交代に伴い、調子を落としていたというのが正直なところだろう。そのチームを引き継いだ今年の3年生だが、Jrユース時代に高円宮杯を制したものの、「史上最強世代」の次ということで決して評価は高くなかった。更に今年の新入生は、篠田・高野一の2人がエスパニョール移籍で途中離脱したこともあり、「史上最弱」の声もあった学年だ。前途は多難に思われた。
実際に順風満帆で来られたわけでは、決してない。元々、清水は少数主義の関係で下級生が主力にならざるを得ず、彼らの慣れと伸びに伴って秋口から漸く本領を発揮するチームなのだ。だが、今年は2月から中日本スーパーリーグなどの試合を精力的にこなしながら、築館監督は意欲的に新戦力のテストやコンバートに取り組む。その結果、早々に1年生を計算できるようになった現在、層の厚さは過去最高と呼んでも過言ではないだろう。中日本と東海プリンスで3戦全敗だった名古屋に3−1で勝ってクラブ選手権本大会出場を決め、そのクラブ選手権予選で2戦全敗だった磐田に4−1で勝って高円宮杯出場をほぼ手中にするなど、結果も伴っている。その磐田戦後の各務原戦も4−0で勝って初代東海王者に輝き、クラブ選手権は岐阜工の高円宮杯出場を賭けて(笑)挑むことになった。
中心になるのは今年もセンターラインで、U-18日本代表トリオのGK山本海(3)、MF枝村(2)、FW阿部(3)が軸となる。だが、昨年と違い、今年は実力派3年生の主将・大瀧(3)や森安(3)をサイドに配することで、攻撃の幅が広がっている印象がある。布陣は去年と同じく、4−4−2。DFが最終ラインを離れて攻めることも多いが、今年は必ず2列目の選手が縦のポジションチェンジでカバーするようになっており、築館色が出ている。
昨年から森安を残して入れ替わった最終ライン。しかも、昨年はせいぜい篠田(3)が森安と代わって交代する程度で殆ど固定されていたが、あまり未成熟という印象はない。GK山本海のコーチングは常に怠ることなく、高柳(3)は身体能力こそ低いが判断力に秀で、渡邊の知性と勇気に溢れた高いラインコントロールを忠実に引き継いでいる。
中盤の司令塔は、枝村。今期序盤は共に攻撃に長のある大瀧とボランチを組んで、互いに互いを消し合っていた嫌いがあったが、ここにU-16日本代表の山本真(1)が台頭、中盤の潰しに奔走することで、枝村が捌いて大瀧の攻撃力を活かしながら、前線に絡めるようになってきた。彼らのパスを前線で待ち構えるのが、エースで昨年度大会MVPの阿部。大会通算12得点のストライカーは、ここにきて10試合連続得点と調子を上げてきた。前線の阿部、左の大瀧、中盤の底の枝村の三角形を埋めるセカンドストライカーは、今年のチームにおける課題の一つ。
予選の組み合わせは、恵まれたと言ってよいだろう。無論、底上げの著しいクラブユースにおいて油断できる相手などはいないが、何とか勝ち進んで勢いに乗りたい。闘将大瀧を中心に気持ちの強い選手が揃っており、例年のようなひ弱さはない。空回りには気をつけつつ、一戦一戦を大事に闘ってもらいたい。
■選手名簿
別記参照方。
■基本フォーメーション(名前の横は学年)
−−−−−−−鈴木2−−−阿部3−−−−−−−
(獅子内3)
−大瀧3−−−−−−−−−−−−−−−谷野1−
(柴田1)
−−−−−−−枝村2−− 山本真1 −−−−−−
−篠田3−−−高柳3−−−村越2−−−森安3−
(岡村2) (石垣1)
−−−−−−−−− 山本海3 −−−−−−−−−
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07月21日(月)
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