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えすぱっ子
by ひかる。
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■クラブ選手権 全国大会 浦和レッドダイヤモンズ戦
02年08月04日14:01開始
第26回日本クラブユース選手権(U-18)大会 全国大会 決勝
対 浦和レッドダイヤモンズユース ※40分ハーフ
▼布陣
−−−−−仁科−−阿部−−−−−
−大瀧−−枝村−−浩太−−拓也−
−森安−−高山−−渡邊−−天野−
−−−−−−−海人−−−−−−−
控え:風間、高柳、小林、篠田、真希、岡村、真司
交代:前半23分:拓也→真希(そのまま右MFへ)
後半24分:大瀧→真司(そのまま左MFへ)
浦和レッドダイヤモンズユース:
−−−−−新井−−鈴木−−−−−
−田辺−−− 中村也 −−小助川−
−−−−−−−峯岸−−−−−−−
−高沢−−中川−−大場−−稲垣−
−−−−−−−加藤−−−−−−−
交代:後半17分:中村祐→沢口、後半26分:田辺→橋本
▼試合展開
雷鳴が響き、霧も出るような不安定な天候の中、キックオフ。それと同時に、大会名物の轟音を響かせる花火。迷惑(笑)。
ここまでヴェルディに2点を奪われた以外は、無失点で切り抜けている浦和。GKの加藤は、清水エスパルスジュニアユース出身で、さなるカップ優勝の際、ジュビロとのPK戦を制したGK。確か、中1の時に、引っ越して退団したはず。エスパルスはこの年、ナイキ杯を優勝してますが、彼がいなければ県敗退もありえたわけで。
一方の清水は無失点だが、圧倒的な中盤ポゼッションに助けられ、守備は未だ試されていない。いずれにせよ、先制点が大きな意味合いを持つことは、間違いない。
[前半]
試合は、1分、浦和・新井が挨拶代わりのミドルを放つも、決勝らしい慎重な展開。ダイレクト中心に素早くボールを回し続ける清水に対し、浦和も高い集中力を保ち、決定的なゾーンには、フリーで運ばせない。しかし、徐々に清水のリズムに乱され、実力以上にテンポを上げてしまい、慌てて簡単なミスを犯してしまうという、清水の対戦する相手の誰もが陥る罠にはまっていく。
12分、浩太が奪うと足首フェイクで華麗にマークを外し、阿部にクサビ。これを阿部は反転して右外に展開、初めて浦和を崩し、拓也のセンタリングはGKがパンチング。16分、海人のキックを阿部が競り勝ち、仁科が受けて戻すと、ブン得意のゴリブル開始(ゴリブル:パワーとスピードで相手を蹴散らすゴリゴリドリブルで、ブンの必殺技)。仁科に戻したのを狙ってDFが潰すが、阿部が拾ってダイレクトシュートも枠上。17分、拓也が奪い浩太へ。浩太の縦フィードに仁科がポストに入る、と思わせてスルー。阿部が受けると素早く持ち直してシュートに行くが、当たり損ないGK。
対する浦和は21分、ハーフライン付近のFK(高沢)を、直接PA内に蹴り込む。これが流れて新井が詰めるが高山がしっかりカバーに入り、スクリーニング、そのまま外に出す。だが、この距離からのセットプレーでピンチを招くとは…、清水の弱点であるセットプレーの守備が致命傷にならないかと、内心焦燥する。
しかし、その直後の22分、拓也が奪ったボールを右足アウトで流し、浩太が再び右足アウトでダイレクトで前へ。阿部がクサビとなって拓也の右突破を引き出すが、SBが外に逃げる。悪い流れの後に、すぐに良い攻撃を見せて調子を取り戻すのが、このチームの良いところ。次のプレーで右CKを奪うと、大瀧のキックをニアの仁科がカカトで中央に流し、混戦。最後は浩太がスライディングシュートに行くが、右へ外れる。
だが、行徳監督には拓也の動きに不満だったのが、短兵急に真希にスイッチ。決して悪い動きではなく、この交代が吉と出るか凶と出るか、微妙なところ。暫くは清水優勢で進み杞憂に終わるかと思われたが34分、中盤底から浦和・中村が縦パス、渡邊のライン統率が曖昧となり、オフサイド崩れで混乱、清水左サイドに流れたボールを新井が抑えて後ろに戻すと、小助川が食いついた高山を越すアーリークロスを狙う。体に当たって空いた中央にこぼれたボールに峯岸が走り込むが、渡邊と交錯し海人が飛び出て抑えた。
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08月04日(日)
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