ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■Jユース杯 決勝トーナメント 横浜F・マリノス戦
00年12月27日(水)11:00開始 長居第2陸上競技場
第8回Jユースカップ2000 Jリーグユース選手権大会 決勝トーナメント準決勝
対 横浜Fマリノスユース戦
▼布陣
−−−−−−−長沼−−−−−−−
−仁科−−−−−−−−−−日高−
−−−村松−−浩太−−深澤−−−
−森山−−高山−−渡邉−−高木−
−−−−−−−浅山−−−−−−−
交代:後半00分:深澤→隼人(システム変更、後述)
横浜Fマリノスユース:
−−−−−坂田−−蒲谷−−−−−
−−鈴木−−−−−−−−片野−−
−−−−−金子−−田中−−−−−
−樋口−−小原−−数馬−−栗原−
−−−−−−−榎本−−−−−−−
交代:後半12分:鈴木→北野、後半22分:片野→飯田、後半39分:樋口→松井
後半41分:蒲谷→甲
▼試合展開
前の試合と同様に、左右のFWを大きくサイドに張らせる4−3−3を採る清水。だが、トレスボランチを敷きながら、守備面でも全く機能的でない。よくよく考えれば、後方中央の浩太・渡邊・高山と1年生であり、既にトップゲームを経験している相手ドイスボランチ(金子・田中)に対抗できるはずもない。中盤でボールを奪えない清水は、ボランチのラインが押し込まれて7人が常に守備に追われることになる。一方の前線にも下級生を孤立させる布陣で、押し込まれる展開で前線に単独でのキープを求めるのは、酷な注文だった。
立ち上がり、いきなり強烈な金子の強烈なミドルを浴びるなど、横浜の誇るドイスボランチを自由にし続ける。清水も長沼の高さを利用した時には得点の臭いを漂わせていたが、横浜の優勢は揺るぎない。11分の金子からのスルーパスこそ、ゴールを揺らしながらオフサイドフラッグに救われたが、直後の15分には今度は田中からスルーパスを送られ、坂田が浅山を抜き去って先制点を奪った。0−1。
失点後も流れは変わらず、森山がゴール寸前でクリアするなど危険な場面が続く。FWの単独突破に振り回されると、結局は19分、再び金子からのスルーパスが芸術的に決まり、蒲谷が流し込んで失点。0−2。その後もアウトサイドからの崩しを中心にサンドバック状態が続くが、ポストとバーに救われ、命辛々ハーフタイム。CBがラインをブレイクして潰しに行きながら交わされてドリブルで突破されたり、その隙にスルーパスを出されたりする場面が多かった。2失点で済んだのは、幸運だからでしかない。
後半、いよいよ主将、鈴木隼人投入。隼人は完全に孤立していた長沼とMFの距離を埋めるべく、自らがトップ下に移動。ワイドに開いていた2列目・3列目を絞らせ、相手ボランチをケアさせると同時に、清水の生命線たる高木・森山が上がるスペースを作った。
−−−−−−−長沼−−−−−−−
−−−仁科−−隼人−−日高−−−
−−−−−村松−−浩太−−−−−
−森山−−高山−−渡邉−−高木−
−−−−−−−浅山−−−−−−−
この監督の意向を無視した自らを軸とする配置変更で、反撃開始。後半6分、漸くオーバーラップに成功した森山がセンタリング、ボールは囮の長沼を飛び越してファーの日高に合わせるも決まらず。しかし、直後の8分、小原のFKから栗原に頭で決められ、絶望的な3点目。0−3。
大声で鼓舞する隼人。曰く「同じ高校生にビビってんな!」。うむ。しぶとく試合の流れに抵抗すると、17分。隼人の速いFKは低い弾道を描き、クリアに行ったDFが逸らしてしまう。裏に走った高山が右足ボレーで押し込み、漸く1点。1−3。しかし、流れは変わった。
31分。再び隼人のFK。低く速く送り込んだボールはクリアしきれずに混戦。殺到する清水の選手、何とかPA外にクリアするも弱く、…そこにいたのは杉山浩太。再度クリアしようと殺到するDFを嘲笑うように、ダイレクトシュートはゴールに吸い込まれる。2−3。
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12月27日(水)
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