ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■中日本スーパーリーグ U-17 名古屋グランパス戦+JY: クラセン静岡
 25分にPAの左横で桑彬が、26分にはPAの左角手前で谷野がファウルの判定を受け、危険な位置でFKを与えるが、25分は短く繋いでからクロスを入れて長沢に跳ね返され、26分はクイックで中田がシュートを放つが枠を外す。名古屋は前半からセットプレーで変化を付けようとして失敗しており、セットプレーで5点を奪った清水と実に対照的だった。名古屋はPA内やその周辺で勝負することができず、そこに入ったのは31分に唐沢が中央から良い飛び出しを見せた程度。そのシュートは、佐野が身を挺してブロック、CKにディフレクトしている。
 清水は34分、内田の左アーリークロスを佐野が跳ね返して速攻。町田の左クロスはDFに跳ね返されるが、クリアを桑卓が拾うと、フリーで前を見る時間が生まれる。上げたクロスは、マークする長沢の前にポジションをとったCB森本の頭上を越えて落ちる、凶悪なドライヴ回転が掛かっていた。労せずにフリーとなった長沢は、長い足を伸ばす独特の間合いでのワントラップボレー。得意のシュートを痛烈にゴールに叩き込んで、遂に4得点を荒稼ぎした。7−0。これにて実質、試合終了。その後、名古屋は新川や上村のミドルはあったが、共に枠外。清水が前日の惨敗を吹き飛ばす大勝を飾った。

名古屋      清水エスパルス
7(2) シュート 8(6) ◎町田、○柴田、◎長沢、○町田、◎佐野、×長沢、×長沢、◎長沢
8(1) 右クロス 5(2) ×柴田、×柴田、○桑彬、○桑彬、×柴田
7(1) 左クロス 5(1) ×桑卓、×竜男、×町田、◎桑卓、×桑卓
1(0) 右側CK 0(0)
2(0) 左側CK 2(2) ◎谷野、◎谷野
0(−)  犯OS  4(−) ・町田、・長沢、・町田、・長沢
3(1) ファウル 9(3) ・町田、×桑彬、×谷野、・竜男、・桑卓、・長沢、×竜男、・佐野、・佐野


▼試合結果
清水エスパルスユース 7−0 名古屋グランパスエイトユース
 得点:前半09分:清水・長沢 駿 (谷野 由紘 ・左コーナーキック)
    前半34分:清水・町田 朋弥 (谷野 由紘 ・右コーナーキック→長沢 駿 ・ショートパス)
    前半37分:清水・長沢 駿 (桑原 卓哉 ・左クロス)
    後半00分:清水・町田 朋弥 (岩本 大 ・フリーキック)
    後半11分:清水・長沢 駿 (谷野 由紘 ・左コーナーキック)
    後半14分:清水・佐野 克彦 (谷野 由紘 ・左コーナーキック)
    後半34分:清水・長沢 駿 (桑原 卓哉 ・左クロス)
 警告:前半20分:清水・桑原 卓哉 (反スポーツ的行為)
    後半36分:清水・岩本 大 (遅延行為)


▼選手寸評
[私撰MVP]
●佐野 克彦 (1年・CB)
 序盤こそ試合勘が戻ってないのか、細かくマークを離す場面があったが、それを強引に身体能力で何とかすると、後は盤石。強力な1対1を誇り、久保や酒井のドリブルを潰し、次々とクロスを撃ち落とす一方、足を活かしたカバーリングの速さも見せ、岩本が気持ちよくアプローチを仕掛けていた。得点場面の空中戦の強さは、実に象徴的。

[私撰MIP]
●谷野 由紘 (2年・CH)
 実に完成度の高い選手に成長している。5本のCKを全て味方に合わせたプレースキックの質の高さは、名古屋の拙さを差し引いても評価されるべき。速く、低く、正確。だが、それ以上に目立ったのが競り合いの強さで、体を巧みに相手とボールの間に割り込ませ、中盤の底に蓋をした。

●長沢 駿 (1年・FW)
 4得点の爆発。相変わらず目測を誤ってハイボールのポストプレーに難も見せたが、その苦手な空中戦での2得点は喜ばしい。相手を背負ってキープするプレーも課題だが、胸元から下のボールを素早く左右に捌く視野は素晴らしく、スルーパスのセンスもある。2点の源となった懐の深さは、毎度ながら凄い。

[個人的好印象選手 (相手方) ]
 中田 浩史 (2年・ボランチ) : 豊富な運動量で波状攻撃を支え、巧みなキックでよく左右に展開、ゴールも狙った。


 以下、某N氏からの寄稿。
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04年5月23日 (日) 11:00開始 清水鈴与人工芝グラウンド

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05月23日(日)
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