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えすぱっ子
by ひかる。
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■JY: 東海新人 若鮎長良FC戦 +名古屋グランパスエイト戦
01分:清水、山田のスルーパスに対し左から斜めに加速した柴原、綺麗に中央を割って最後はスライディングシュート、2−0
07分:清水、中盤に下がった鍋田のスルーパスに、入れ替わって櫻井が走り込む。シュートをGK弾くが、柴原が詰め、3−0
08分:清水、倒れながら体を入れてきた鍋田を押し、2番のファウル。中央35Mから加藤の強烈キックがバーを弾いて、4−0
グランパス 清水エスパルス
2(1) シュート 11(9) ◎柴原、×青木、○櫻井、○櫻井、◎柴原、◎加藤、○鍋田、×櫻井、○青木、○畑
○鍋田
1(0) 右クロス 1(1) ○畑
1(0) 左クロス 2(1) ×畑、 ○荒井
0(0) 右側CK 0(0)
0(0) 左側CK 0(0)
2(−) 犯OS数 0(−)
3(1) ファウル 5(0) ・鍋田、・山田、・畑、 ・田代、・山田
清水エスパルスJrユース 4−0 名古屋グランパスエイト
決勝の相手は、常に東海で清水のライバルになってきたグランパス。しかし、開始僅か40秒、いきなりSB加藤とCH山田が敵陣深くに侵入し、先制に成功。しかし、この早すぎる先制点がリズムを崩したか、前半は受け身の流れに。先制点にも絡んだ柴原をポジションチェンジした主将の11番に上手く守られ、左の西川が突破を図るがクロスを跳ね返される。名古屋は追い風を最大限に利用するキック&ラッシュを選択、スピードのあるFW矢田、RH神谷を警戒して押し込まれた。終了間際には、積極的に前に出てボールを跳ね返していたCB山崎が足を痛め、ピッチ外で治療したまま前半を終えた。
その山崎は結局、後半から交代。漂った暗雲を振り払ったのが、柴原だ。左にポジションを移し、11番のマークから逃れた柴原は、1分に素晴らしいランで追加点を奪い、7分にも鍋田のスルーパスに連動、櫻井のシュートリバウンドをしっかり詰めた。テクニシャンの柴原はどうしても足下でもらいたがるが、長良戦でも石原のスローインをスペースで受けて鍋田のゴールをアシストしたように、この日はスペースを意識し、もう一つの長所であるスピードを最大限に発揮した。8分に加藤のパワフルシュートが飛び出して差を4点に広げると、風の順逆に戸惑う名古屋の反撃を14分の播のシュート程度にとどめ、見事に優勝を飾った。
各紙報道で岩下監督や山崎キャプテンが辛口の自己分析をしていたとおり、現時点では決して完成度は高くない。例えば、県大会に比べてSBが攻撃参加したり、CBが前に出てパスカットを狙うようになってきたが、SBが戻れなかったり、CBのスペースを埋めるためSBが中に絞った時に、サイドスペースをCHやSHが埋められていない場面が散見された。しかし、こうした課題は全国の頂点を目指す上での伸びしろだ。青木・山田の枝村・山本真を思わせる中盤に、前線の鍋田、後衛の山崎と一本縦に通ったセンターラインは強力。柴原が良い刺激を与えているが、県大会ではスタメンだった水野、畑、関口や、2年生の田代なども十分な実力の持ち主で、今のスタメンもうかうかしていられない。今後に大いに期待している。
▼個人的好印象選手
加藤 喬大 (RB): パワフルなキックはFKだけでなく、クリアでも目立っていた。スピードも十分。目指せ、右のロベカル!
柴原 誠 (RH→LH): パスを呼び込んだランで新境地を開く。相手を抜く意欲と、抜いた後の選択の豊富さが素晴らしい。
03月04日(土)
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