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えすぱっ子
by ひかる。
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■データ集 2004年度
 出場時間は短いが、小泉の活躍が目立つ。抑え込まれることも少なくなかったが、とにかく果敢に勝負を挑み続け、質・量ともに文句なし。他に右SHを争った選手では、CHでも起用された上埜・谷野は数字がクロッサーのそれではなく、上位18人に入らなかった一也と柴田は、一也が量 (90分あたり2.44本) に、柴田が質 (成功率18.2%) で小泉に劣る。小泉は今後、先発で同じ質と量を求められるだろう。成功数2番手の岡村も小泉同様に常に勝負を挑むプレースタイル上、試合毎のパフォーマンスの落差が大きい。左の切込隊長だった岡村の出来は、そのまま試合結果に繋がることが多かった。クロスの種類が速く低いボールをニアに折り返すものに偏りがちで、それが成功率を落とす結果 (22.1%) になったか。
 真希はクロス部門でも小泉・岡村に続く3番手につけ、運動量豊富なところを見せる。クロスの種類は決して豊富ではないが、ひたすら「低く速く正確」。他では美臣・桑卓・佐野らSB陣が、キックの正確さを示している。特に美臣はFWがマークを外した瞬間を見つけるのが目ざとい。このあたり、今年挑戦しているCHでも活かせそう。枝村はクロスの量は昨年と殆ど変わらず精力的なのだが、成功率が激減 (37.8%→11.1%)。これも焦りの影響だろうか。
 チーム全体では、自軍のクロス本数が大きく減少。単純に押し込まれる試合が増えたせいでもあるし、途中3バックにしてサイドの枚数を減らした時期があったためでもあろう。一方で相手の数字も一昨年より低下。成功率に関しては村越らDF陣が空中戦に強かった点を評価していい。ただ、押し込まれて両SBが引いて守る時間が長かったためでもある。3バックの時も守備になると両WBが深く戻ってきており、一昨年は攻撃参加する森安の裏を突かれることも多かったが、昨年はあまりサイドを崩されることはなかった。


▼反則・警告
[90分間あたりファウル数] 清水累計:12.4、相手累計:15.1
1.小泉 ( 2.33)、2.美臣 ( 1.88)、3.長沢 ( 1.88)、4.枝村 ( 1.80)、5.篠田 ( 1.74)、6.真司 ( 1.66)
…15.桑卓 ( 0.93)、16.岩本 ( 0.75)、17.佐野 ( 0.57)、18.風間 ( 0.00)

[守備ゾーン (自陣側1/3) での反則率 (=守備ゾーンでの反則÷総反則数)] 清水累計:17.9%、相手累計:19.4%
1.佐野 (59.3%)、2.美臣 (46.7%)、3.岩本 (36.0%)、4.桑卓 (29.4%)、5.岡村 (29.1%)、6.谷野 (25.0%)
…15.真司 ( 3.5%)、16.長沢・篠田・小泉 ( 0.0%)

[90分間あたり警告数] 清水累計:1.66、相手累計:1.60
1.美臣 ( 0.68)、2.小泉 ( 0.63)、3.篠田 ( 0.35)、4.村越 ( 0.32)、5.枝村 ( 0.31)、6.上埜 ( 0.24)
…15.真希 (0.06)、16.谷野・岩本・風間 (0.00)

[反則に対する警告確率 (=警告÷反則)] 清水累計:13.2%、相手累計:10.5%
1.美臣 (36.0%)、2.佐野 (29.2%)、3.小泉 (27.2%)、4.上埜 (22.3%)、5.村越 (21.4%)、6.篠田 (20.0%)


 あまり少なくても戦ってないと批判されかねない反則・警告部門だが、多すぎるのは当然問題。で、2部門トップ+2部門2番手なのが美臣。削りを厭わぬ激しい守備もさることながら、抜かれた後にカッとして後ろから倒す場面もあって審判の心証を悪くしている。大人しい選手の多いチームで貴重なスタイルではあるが、トップ昇格に向けて修正できるところは修正すべきだろう。ファウル数トップの小泉は、守備ゾーンの反則率0%が示すとおり殆どオフェンスファウル。ドリブルをカットした相手に無理に食いついて、笛を吹かれることが多い。あまりラフなプレーは多くないが、静学戦で異議?とリスタート時の距離不足によって7分で退場させられ、警告部門でも上位に来ることになった。

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03月31日(木)
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