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えすぱっ子
by ひかる。
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■中日本スーパーリーグ U-18 名古屋グランパス戦 (寄稿)
それでも構わず名古屋は攻め続け29分、抉った永芳がDFとGKの間に、危険な速いクロスを入れると、ニアへ高橋が走りこむ、がコケる。「DFに引っ張られた!!」とアピールする高橋だったが、その間もプレーはさらに続き、クリアを再度左に展開し、左WG永芳・本日9本目のクロス。しかしこれもDFがクリアし、なんとか凌ぐ。
引き分けの雰囲気が漂い始めた33分。突然均衡が破れる。左サイド深い位置でボールを持った名古屋・FW上村が、右足に持ち替えクロスを入れる。ニアポスト付近に飛んだボールに対し、詰める名古屋FWもなく、前田が難なくキャッチ、と思いきや、なぜか前田はフィスティングを選択。しかもあろうことかボールの下っ面を叩いてしまい、呆然とする清水DF、軌道に期待する名古屋FW、唖然とする観客の見守る中、ボールはファーサイドネットに静かに収まる。名古屋先制、0−1。
攻めるしかなくなった清水。すごい勢いで、築舘監督が檄を送り始める。まるでその様は安達さん(横浜FMユース→日本協会)のようだ(笑)。その檄に応えてか、先制し安心した名古屋を、遅ればせながら押し込む。そして36分、最後のビッグチャンスが訪れる。ハイボールに両手をうまく使い、競り勝った悠輔。そのこぼれを走りこんだ柴田が拾い、DFラインへドリブルで突っかける。すると右CBが絞ってきたため、PA内左に侵入してきた八木が「どフリー」に。冷静にその八木を見ていた柴田が、優しいパスを流す。八木はダイレクトで、我々5時に起きてやってきた(ボクだけか?)清水サポの、希望を乗せた右足を振り抜く・・・、が見事なまでにダフったシュートは、弱々しくGKの元へ。
清水サポあちこちで呟く。「なんじゃ、それは・・・」。
名古屋 清水エスパルス
8(2) シュート 2(1) ×池田、○八木
3(1) 右クロス 2(0) ×池田、×柴田
10(3) 左クロス 1(0) ×柴田
5(1) 左右CK 0(0)
2(−) 犯OS 0(−)
見ての通りの完敗・・・。1年生を大量起用したとはいえ、仕上がり度の差は歴然。プリンスリーグでの対戦まで、あと3ヶ月半。どこまでこの差を埋められるだろうか・・・。
▼試合結果
清水エスパルスユース 0−1 名古屋グランパスエイトユース
得点:前半33分:名古屋・上村公太
警告:清水:高野美臣、名古屋:稲垣順
▼選手寸評
[素人目MVP]
●池田康彦(1年)
中盤で大奮闘。今日のヤスのプレーは、まるで島田の先輩である真希を、思わせるものだった。真希に比べると、自身の「前へのスピード」で劣るが、展開面、思考面での「前へのスピード」では、上回っている。しかも、この日最も光っていた体を張った守りも出来るとあれば、使わない手は無いのではないでしょうか、築舘さん?
[素人目優秀選手]
●石垣勝矢(2年)
相変わらずのストロングヘッダー。Jrユース時代からの僚友、美臣とのコンビはやりやすかったか? 後半24分のボール奪取など、1対1で頑張っていた。しかし、前へのアプローチは早いが、相変わらず裏への対応が遅くなるのが気になる。
●篠田悠輔(2年)
27分間出場。途中出場で体を張ったキープ、粘り強いポストプレーで貢献。清水FC時代の「テクニカルで華麗なドリブラー」は「シンプルで激しく泥臭いストライカー」に変身した。シュートへの意識の高さも合わせ、まさに「ザ・ストライカー」である。しかし、この「ザ・ストライカー」を合流当初、右サイドハーフで起用していた築舘采配・・・。うーん、マジックだ。
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▼その他の結果
中京大中京高校 0−4 ジュビロ磐田ユース
得点:岡本2、中村、石神
ジュビロ磐田ユース:
−−−−−藤井−−−−岡本−−−−−
−−増田−−−−中村−−−−宮本−−
−−−−−−上田−−徳増−−−−−−
−−−−萩原−−森下−−和田−−−−
−−−−−−−−八田−−−−−−−−
神戸弘陵高校 3−0 清水東高校
03月07日(日)
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