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えすぱっ子
by ひかる。
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■中日本スーパーリーグ U-18 岐阜工業高校戦
岐阜工の最終ラインはなかなかに強力で、FW2名は前線で起点を作れない。となるとサイドから崩したいところだが、小泉のドリブル突破は不発、左サイドも桑卓に細かいミスが目立つ。自然に中盤中央での競り合いが多くなり、潰し合いの様相を見せ始めた。CH高野は縦へのパスは鋭いが、まだ左右に振り分ける構成力を持っていない。池田がしばしばダイレクトで小泉のスペースに配給したが、前述のとおりドリブルは潰されがち。20分を過ぎたあたりから相手のプレスの圧力に押されはじめ、26分に池田から高野への横パスを掻っ浚ったOH栗本のミドル (枠外)、29分にも池田のパスミスを栗本が奪い、パスを受けたFW臼井がCB岩本と競り合いながら強引にミドル、GK前田正面。
34分、久々に清水の攻撃。左SB佐野のスローインを竜男が頭で裏に流すと町田、相手CBのプレッシャーを背中に受けてPA左横まで押し戻されるが、そこで反転クロス。PA手前中央の小泉が足裏でトラップすると、高野がそれに突っ込んでミドルを放ったが、枠の上に外れる。だが、その後の36分、CB石垣のなんでもないバックパスをGK前田がクリアミス、やらずもがなの左CK、高井が蹴ったボールはファーで町田が足でクリア。と、PA手前中央から河合ダイレクト。低くコントロールされたシュートがゴール右端に決まり、先制を許す。0−1。そもそものCK自体が自らのミスが原因の上に、町田のクリアも中央に蹴る必要のないもの。全く勿体ない失点である。
失点後も反撃の糸口は掴めず、そのままリードを許して試合を折り返した。
岐阜工業 清水エスパルス
5(2) シュート 3(1) ×町田、○町田、×高野
1(0) 右クロス 1(1) ○小泉
1(0) 左クロス 4(2) ○桑卓、×桑卓、×佐野、○町田
0(0) 右側CK 0(0)
2(0) 左側CK 1(0) ×池田
0(−) 犯OS 0(−)
5(1) ファウル 3(0) ・小泉、・町田、・竜男
[後半]
後半開始5分、相手陣内左サイド。町田が素早くスローインを投げ入れて後方の佐野へ、佐野は右横にいる高野へ小さく繋ぐ。と、高野はボールを再び佐野に戻し、フリーラン開始。佐野の後ろから左サイドへと大きく回り込み、その間に佐野は前方に緩くパス、そして桑卓が鋭いスルーパス。パスしてる間に加速した高野が勢いに乗り、右内側へと方向転換しつつPA内へと踏破、クロスを送った。それは相手DF?に引っ掛かり、こぼれ球にGKが飛びつくがファンブル、美味しく戴くのは点取り屋・町田朋弥。失点アシストの汚名を雪辱する同点弾を叩き込む。1−1。
ただ、得点後もあまり前半と流れは変わらない。得点に気を良くした町田が、ポストにシュートにサイドに流れてのチェンスメイクにと幅広い動きで前線に刺激を与えるが、中盤の奪い合いが激しく、なかなか前線までボールを運べない。それでも20分に八木が投入されたのを契機に、岐阜工のプレスが弱まったのを突く形で清水がサイドで数的優位を作れるようになり、攻撃の時間が長くなってきた。
23分、岩本の右サイドへのロングフィードを、小泉がダイレクトで頭でPA内に折り返す。DFがクロスのコースに入ると、クリアのこぼれに町田が食いついたが、ゴールに向かう前にDFがクリア。と、それを拾った右SB渥美が再度右から、アーリークロスを送る。フリーになった町田が再びヘディングシュートを放つも、枠の右に外れて、絶好の逆転機を逃す。両サイドから攻めながらPA内に入り込めない清水は、33分、石垣のクリアをFW篠田が粘って左CKのチャンスを得る。蹴るのは池田、ニアへ小さく曲がったボールに石垣が頭から飛び込んだが、シュートはゴールの枠の左上に飛んでいった。
終盤、相手のシュートミスに救われる場面もあり、結局そのままドローでタイムアップ。互いに拙攻の目立つ展開だった。エースと目される篠田も存在感が薄く、「真希抜き」の状況に課題を見せた格好になった。
岐阜工業 清水エスパルス
2(0) シュート 5(1) ◎町田、×町田、×佐野、×町田、×石垣
0(0) 右クロス 4(2) ×小泉、○渥美、○小泉、×渥美
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02月20日(日)
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