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えすぱっ子
by ひかる。
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■Jユース杯 サンフレッチェ広島戦
この間、清水の攻撃は沈黙を続け、19分に左SH岡村→FW真司と繋いでCH枝村が走り込み、粘って反転から送ったスルーパスにFW真希が飛び込むも、GK佐藤が先に飛び出したのが、最初の攻撃らしい攻撃。だが、その攻勢も一瞬。20分には、今度は広島の10番・前俊がバイタルエリアで粘って反転からスルーパス、それにOHヌ田が飛び出したのを、半歩反応が遅れたCB美臣がたまらず肩を掴む。ヌ田は倒れ、審判が指し示したのはペナルティスポット、…PK。蹴るのは、名手・前俊。だが、GK前田のリズムより遅らせて撃ったシュートは、ループ気味にバーを直撃。清水は、最大の危機を免れた。
それでも、広島は気落ちすることなく攻め手を緩めない。レフティの前俊が右から切れ込んでのシュートを狙い、左SB佐野がその対応に付きっきりになると、前俊が作ったスペースにヌ田、DH柏木、右SB森脇が飛び出す。攻撃に特長のある岡村はひたすら守備に追われ、24分、25分、29分と続けざまに危険な位置でファウル。25分の場面では、PA右隣からの柏木のFKを一度はGK前田がパンチングでクリアするが、それを拾われて逆サイドに展開、FW平繁のシュートは美臣に当たって軌跡が変わるが、GK前田、落ち着いてキャッチした。
だが、30分も過ぎると、さすがの広島も失速。ドリブルに対してファウルを上手く誘うなど、4バックが落ち着いて3トップに対処するようになった。広島の速さにも幾らか慣れ、特に右SBの桑原彬が起点になれるパスを出すようになる。一つ外側を絡めることで、内→外→内と攻撃の展開に変化が出てきた。31分、真希のミスから許した広島の速攻を枝村がブロックし、逆カウンター。クリアボールを再び枝村が受け、右に叩いて桑彬、クサビを真希がポストに入って、戻したボールを駆け上がってきた枝村のミドル! 清水の初シュートは、枠の右に外れる。そして41分、持ち上がった桑彬が中に切れ込むと、中央のCH池田に戻す。池田もやや左に開きながら持ち上がるや、一気にテンポを上げ、鋭いクサビ。これを真希が右足ダイレクト、アウトに掛けた浮き球のパス、入れ違うように突っ込んだのは枝村。広島の浅いDFラインの裏に抜け出るが、GK佐藤が素早く距離を詰め、シュートを見事に食い止めた。
その後、44分の真希の45Mロングシュートはさすがに枠上に外れ、そのまま0−0で折り返し。PKを与えるなど清水の劣勢は明らかだが、4バックで3トップのドリブルに耐え、縦に速い攻撃で少ないチャンスを狙うというプランは、それなりに通用していた45分間だった。
広島 清水エスパルス
8(2) シュート 3(1) ×枝村、○枝村、×真希
0(0) 右クロス 0(0)
4(0) 左クロス 3(0) ×真司、×真司、×岡村
3(1) 右側CK 0(0)
0(0) 左側CK 0(0)
0(−) 犯OS 3(−) ・真司、・真司、・真司
11(1) ファウル 9(5) ・村越、・桑彬、・岡村、×美臣、×岡村、×岡村、×岡村、・真司、×枝村
[後半]
後半最初の15分間は、前半最後の15分間の流れを引きずり、広島にボールを持たせながらカウンターアタックを仕掛ける清水の目論見どおりに進む。バイタルエリアを池田に蓋をされた広島は、前俊の個人技を軸に攻め続けるが、崩しきれずにPAの左右角から放つミドルが多い。それでも前俊は12分、佐野を抜いてPA内に侵入するが美臣がカット、だが再び自ら拾って再び沈むようなドリブルで佐野を抜き去り、PA右角付近に戻した右クロスに森脇がダイレクトで痛烈なボレーを放つ。だがGK前田、正面でキャッチした。
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12月12日(日)
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