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えすぱっ子
by ひかる。
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■クラブ選手権 全国大会 展望
ほぼ固定されていた昨年と違い、森安や大瀧がボランチも務めるなど、選手起用は多様を極める。ほかにも、GKに前田(1)、右SBに杉山(2)・小林(3)、左SBに高野(1)、右MFに上埜(2)、FWに八木(1)なども考えられる。
■チームプロフィール
平成4年、清水エスパルスの下部組織として発足。当初より一定の成果を上げていたが、Jrユース1年生から6年間一貫指導を受けた市川・平松の世代をトップに送り込むことで、育成の基本プログラムを完成したと言われる。故に、この学年はユース1期生と呼ばれており、今年の3年生は6期生となる。望月保次・現強化育成本部副本部長が「指導者の指導者」という立場にあり、練習前と後は指導者同士でミーティングを開くなど、監督の色は残しつつ、選手が常に一定の方向性で導かれように心掛けられている。
その指導方針は、監督が思案した様々な状況設定の中で、選手たちに自主的な工夫を求めるもの。ただし自主性とは言え、常に前向きに攻めること、即ち相手を抜く楽しさ・シュートを放つ喜び(或いはそれを阻む面白さ)を追求するのが前提で、試合中でも上級生から下級生に対して頻繁に「勝負!」という声が上がる。一方、決して放任主義ではなく、テクニック重視。中でも、一体感のあるボール扱い、独特の素早しっこさ・リズム、正確なボールインパクトなどが意識されている。最終的には、あらゆる状況の中で通用する「これだけは」という独自の武器を持たせることが狙い。それ故、選手がやれないのか、やらないのかを見極める必要があり、そのためには6年間一貫指導・少数主義が有意義なのである(以上、望月氏のインタビュー記事などを参考にした、筆者の私見)。
監督は昨年9月に就任した築舘範男氏、43歳。愛知県豊田市出身で、豊田西高校からトヨタ自動車に進み、引退後はトヨタ・ランパスで指導・強化を担当した後、日本文理大附属高校(大分)での監督を経て、清水ユース監督に就任した。前述の通り、大胆な抜擢・コンバートを躊躇しない勇気ある監督だが、戦術自体は極めてオードソックス。ポジションの流動性を前提に、スペースへの動き出しとカバーを意識するよう指導している。結果を求める姿勢が強く、試合中は独特の高い声で積極的に盛んにコーチングをしているが、選手の自主性を育てるという点ではマイナス面もあるだろうか。また、高校での監督歴のせいか、挨拶や整理整頓、身だしなみなどを躾る姿も見られる。息子の秀飛は四中工でポストプレーヤーを務めるが、ブンと同じ4月2日生の監督も、現役時代は同じプレースタイルだったのかもしれない。
コーチは小池良平氏、22歳。静岡学園から大分に入団した後、2年目の冬に移籍リスト掲載の憂き目に遭う。その後も現役続行に拘ったようだが、昨年7月に地元クラブであるキューズFCでコーチとして指導歴をスタートさせた。築館氏の意向もあるだろうが、アップの際に例年より盛んに指示を出す姿が見られる。GKコーチに中原幸司氏、32歳。選手としては203試合(18,818分)連続フル出場を達成した真田の前に殆ど出場機会を与えられることはなかったが、99年のステージ優勝を機に引退すると、GKコーチとして鶴田・浅山をトップに送り込み、山本・前田の世代別代表選手を育成するなど、高い貢献を果たしている。試合前のアップでは、冗談を交えた選手に近い目線ながら、プレーを厳しくチェックしている。
■主力選手
●阿部文一朗 1985.04.02生 [182cm/75kg]
U-18日本代表候補、二種登録。昨年度大会MVP。圧倒的な身体能力・運動能力を宿す生粋ストライカーだが、戻ってのポストからゴール前に入り直す動きが洗練され、厳しいマークも苦にしなくなった。裏に抜けながらのドリブルシュートに完成された形があり、ゴールを向かせたら終わりである。
●枝村匠馬 1986.11.16生 [175cm/67kg]↑
U-18日本代表候補、U-17日本代表、二種登録。Jrユース時代は中盤の底で自在に捌くことに没頭していたが、近年は前線の作ったスペースに飛び出す動きを常習し、高い決定力を発揮している。冷静に試合全体の機や壺を見極められる選手だが、身体能力自体は高く、競り合いに臆することはない。
●山本海人 1985.07.10生 [188cm/78kg]
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07月21日(月)
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