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えすぱっ子
by ひかる。
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■東海プリンスリーグ 静岡学園高校戦(寄稿)
静学も中盤では均衡した状態を保っており、どちらに点が入っても不思議ではなかったが、ゴールが近づくにつれて、プレーの正確性で上回っていたのは清水の個人能力だった。21分、右から左へ枝村がサイドチェンジ。PA左外に走りこんできた大瀧が受けると思いきや、意表をついたダイレクトクロス。静学DFの反応が遅れてGK飯塚に任せる格好となったが、そこに阿部が猛烈とスピードを上げて飛び込む。ファーポスト付近でバウンドを巧く頭で合わせると、コントロールされたボールは飯塚の頭上を越えた。1−0。
これで流れは清水。26分には、篠田のフィードを阿部が落とすと、中央へ入ってきた柴田がポスト、戻して大瀧がミドルシュート。だが、GK飯塚が抑える。それからも、縦と横の揺さぶりをバランス良く織り交ぜながら、中で繋いでから大きくサイドスペースを使って、両サイドを崩しに掛かる。幾度と無くゴール前までボールを運ぶものの、そこは静学DFが粘りを見せた。
一方、「縦一辺倒」の静学だが、気持ちよく攻める清水の隙を突く形も見せる。38分、右サイド狩野から対角線上を走らせるミドルパス。左サイドから中村友樹がDFラインの背後に抜け出したかに見えたが、間一髪、森安が体を入れる。43分にも、中盤で枝村から岩谷がボールを奪い、中央突破。前に出てきた高柳を巧みなドリブルで抜き去ると、横山へスルーパス。しかし横山はオフサイド。
清水もその合間の41分、真希から右の柴田に展開し、柴田がDFラインとGKの間にアーリークロス。遅れて反応した阿部だが、抜け出して何とかボールをコントロール、シュートまで至るが飛び出してきた飯塚が至近距離でセーブ。そのまま、前半を終える。
静岡学園 清水エスパルス
2(1) シュート 7(3) 阿部2(2)、大瀧2(1)、真司2(0)、篠田1(0)
2 クロス 4
0 左右CK 4
10 ファール 12 枝村2、村越2、阿部2、篠田、真希、高柳、真司、森安、誰か1
5 犯OS 2 阿部2
[後半]
立ち上がりは両チーム共、ファール・オフサイドが多く落ち着かない展開だったが、徐々に清水が流れを引き寄せる。8分、カウンターから阿部が一気に右サイドを突破し、中の上がりを確認するとマイナスのクロス。真司がスルーし、後方から枝村がミドルシュート。僅かにゴール左。その直後にも真司が右サイドを抜け出すが、飯塚が前に出て抑える。
だが、この後、清水が篠田に代えて岡村を左SBという「攻撃的な」交代を行うと、静学もベンチに温存していたスピードスター、FW木戸を投入。ボランチを清水1枚にすると、3トップでそれまで高いラインで封殺してきた4バックを押し込むことに成功。ウイングを軸に、サイドを使う意図も出てくる。それまで必要ではない低い位置で使われていたドリブルも、バイタルエリアでの「勝負」に使用することが多くなり、静学の怒涛の攻めが始まる。
まず15分、静学は松下からの展開。狩野・板倉のパス交換から最後は左サイド裏のスペースにボールを送ると、中村友樹が完全に抜け出し、ループ気味のシュート。しかし枠外。清水も16分、カウンターから真希が阿部とのワン・ツーで右サイドから60M突破。PA内に進入すると、更に対応にきた松下を交わし、柴田にラストパス。柴田のシュートは、しかし弾かれてゴールならず。すると今度は静学。18分、後方からのロングボール。清水DFがクリアと思われたが、連携ミスから接触し、転倒。そのスキを突いて木戸が完全に抜け出し、海人と1対1だったが決められず。
清水も懸命に守っており、1対1を止めた海人は確かに「当たって」いた。しかし、ヒートアップする展開は、逃げ切りを図る立場としては好ましくなかったかもしれない。21分、静学は板倉が倒されて、左サイド(清水の右サイド)からのFK、狩野がゴールに向かうボールを蹴ると、PA内中央で海人が相手・味方と重なり合って競り合うもこぼれ、ファーポスト際へ。このボールを収めたのは、冷静な松下の一撃だった。混戦の所を丁寧に流し込まれ。同点。1−1。
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06月25日(水)
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