ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
[1244527hit]

■クラブ選手権 全国大会 名古屋グランパス戦
 25分、自陣深くから森安が左足アウトで巧みにスルーパス、またも阿部が抜け出し、角度のない位置から強引にシュートに行くが、バーを掠ってゴールならず。30分、給水休憩を挟み集中力を欠いた名古屋を、浩太が見逃さず奪取、加速するかと見せて一気に阿部へスルーパス。抜け出てシュートはGKに当たると、またまたクロスバー。真下に跳ね返ったボールは、名古屋DFがライン上で必死に掻き出す。32分、左の展開に近づいてポストに入った仁科、右に流すと中に入った拓也が受け、そのまま中央突破、と見せて、飛び出した浩太へスルーパス。ウェーブの動きでDFを外すと、的確にパスの勢いを殺し、ニアを精密に破る。3−0。右手を突き上げる浩太、さすがスターダムの似合う男。やはり王子様(笑)。

 34分、ポストに入った仁科の、鋭いサイドチェンジをDFがカットし、CKへ。大瀧の右CKを飛び出したGKパンチング、のはずが掠り、次の瞬間、ネットが揺れる。しかし、狐に包まれたような観客(とエスパイレブン)。GKのオウンゴール(しかもパンチ)ですか? 4−0。残念ながら、これで完全に試合としての緊張感は、喪失した。以後、個人技主体の展開へ。
 36分、拓也の縦パスに飛び出したのは枝村、仁科とのワンツーを受けシュート、DFに当たり左へ流れると、詰めた大瀧がシュート。今度こそGK、パンチング成功。39分、浩太のクイックリスタートは相手に当たり失敗するが、素早く渡邊がフォロー、拓也から浩太が中央突破、パスを阿部がポストに入り、流して仁科シュートも左に。直後、一気にゴール前まで攻め立てた名古屋に対し、浩太がパスカット、ハイボールでクリアすると着地地点で阿部が、一度止まり、マークを押さえつけ、直後ダッシュ。これだけでDFを置き去りにする凄まじい身体能力を見せつけ、独走でPA内へ突入、後追いのDFに引き倒されたがノーファウル。そして、そのまま前半を終えた。

[後半]
 後半開始後も、流れは清水。開始いきなり1分、相手の最終ラインのパス回しに対し、大瀧が食らい付き、カット。縦に突破すると、低いセンタリングを阿部が頭から突っ込み、ブンらしい得点。5−0。12分、サイドチェンジを真希が受けると縦へ。入ったタックルを交わして抜け出し、今度は右からの低いセンタリングは、ニアで潰れた阿部の裏で、中央、ダイビングヘッドに行ったのは、飛び出してきた枝村。エディーらしい、大きな展開からの得点は、彼の大会初ゴール。6−0。
 15分、浩太が浮き球で出した芸術的スルーパスに、一番で反応したのは、やはり阿部。最初のシュートチャンスをトラップミスで逃すが、寄せてきたDFを力で突き放すと、シュート体勢に入った阿部を、たまらずDFが引き倒す。PKを本人が決め、7−0。18分、大瀧がまたまた相手ボール回しをカット、サイドに流れた阿部が受けて折り返すが、DFカット。大瀧の右CK、ニアの阿部がGKと森賢一を押し倒す、高くて強いヘッドで、8−0。
 こうして、怒濤の20分間が過ぎ去った。

 23分、浩太が平林のドリブルを潰すと、スルーパス。飛び出した枝村は一度仁科に戻し、左の大瀧へ展開。センタリングは、GKが飛びついてキャッチ。28分、浩太のスルーパスが今度は鈴木へ。鈴木は鋭くターンして大瀧へ。大瀧はPA内で粘って溜めながら、最後は戻して篠田がミドルを放つが、枠の上。31分、天野が得意の曲芸師的浮き球リフティングで突破、センタリングを鈴木が左足つま先でコースを変えるファンタジーを発揮するが、反応したGKが外へ弾く。
 35分、浩太のパスに真司が足首だけでトリッキーに軌道を変えると、天野がキープ。小林が上がってマークがズレると、センタリングを大瀧がトラップ、シュートは右へ。その後、終了間際に必ず元気になる(爆)浩太が、縦に勝負してDFを交わし、シュートに行くがバー、跳ね返りをダイレクトで回して最後は枝村が打つも、枠の上へ。
 これにて試合終了。


[5]続きを読む

08月03日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る