ID:64092
ビバ彦♂日記
by ビバ彦
[779535hit]

■松浦亜弥グラビアの
「ヤングマガジン」(05年16号)と「少年マガジン」(05年17号)を買う
(「松浦亜弥写真集『a』」は未購入)。

両グラビアをしげしげと眺め、改めて思ったのは、この人って実に「ひっかかりのない」顔を
している。丸々としているという意味ではなく、滑らかという意味において。

眼窩上縁、頬骨、鼻翼、鼻孔等、通常は物質感、実在感を与える顔面の部位が全て
幾何学的な面で構成されているかのような印象を受けるのだ。骨格的に険がなく、
さらに皮膚もテクスチャーを感じさせる事は少ない。完全な笑顔時には頬線が出現するが、
それすらコントロールされた「真っ直ぐ」であり、イデアルな直線のようだ。
この「ひっかかりがない」顔は、照明による陰影が付かないから撮影後に
デジタル(フォトショップ等)、あるいはアナログ(製版時、印刷時)で
治しやすいということでもある。同質イメージの多産性。

しかし、眼力の強さは相変わらずで、単にイデアルな特質だけではないところが
この人の面白いところ。人間的な意思の強靭さが透けて見えるんだな。
もはや完璧とさえ言える彼女のウィンクも、特訓の末に掴んだモノというのはヲタにはお馴染み。

彼女が浜崎あゆみ的(擬似)サイボーグフェミニズムなPOPアイコンの道を進むのか、
それは分からないが、その可能性もあるかもしれない、とは思う。
いずれにせよ、個人的には生涯己の生き方を人前に晒さざるを得ないエンタメ地獄に
堕ちて欲しいところではある。
与えられる楽曲のクオリティが現在のままじゃ、なかなか難しいだろうけどね。
03月24日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る