ID:64092
ビバ彦♂日記
by ビバ彦
[779549hit]
■モーニング娘。コンサート@前橋グリーンドーム
横浜アリーナで見て愕然とした娘。秋ツアー。
春の素晴らしい大改革の一切を捨てて、小会場で行う内容を大会場でも行う暴挙。
一般に新曲、新ユニットを押し込むために、秋ツアーは統一性が失われがちであるが、それにしても
投げやりな印象を感じざるを得ないライブであった。先に見た松浦@代々木が「ミラクル」と断言
出来る素晴らしいものであっただけに、その落差に衝撃を受けざるを得なかった。
結局、横アリでは昼夜見るつもりが、あまりのショックに昼だけで帰ってしまった。
そんなライブにやけのやんぱちで行ってみた。一回で“切る”にはモーニングに愛着がありすぎるのだ。
That's運命くんの車で、十波くん、クレちゃん、CAPくんと共に遠征。十波くんは“ごっちんナイト”
の主催者。イベントにまつわる色々な話を聞く。
から風の吹きすさぶ前橋の地。去年に続き二度目の前橋グリーンドーム参戦。この会場は普段は
競輪場だ。昼の回の客入りは、発券したエリアで70%程度。発券していたのはアリーナ席、
スタンド正面前方(ファミリー席)。それ以外は黒幕こそかかっていなかった(広すぎてかけられないか
(苦笑))が、完全封鎖状態。発券していなかったのは正面前部を除くスタンド席全て。最大収容
人員に対して、発券していたのは70%程度、そしてその70%に対して埋まっていたのは70%位。
つまり半分程度の入りだろう。アリーナは80%程度、ファミリー席(スタンド正面前方)は50%程度。
昨年はスタンド正面中部の“競輪投票席”(券に書くため机が設置してある席)で見たものだが、
その地域は発券すらしておらず。
ライブの内容もまた寒風吹きすさぶものだった……。
終了後、漫画家の古泉先生とお会いする。ライブの感想を聞かれ、嘘を言う訳にもいかず……。
しばらくしてごっしーが到着。デジカメの充電を忘れたとかで俺のやっすいデジカメで場外を撮影。
今ツアーから販売がはじまった“トレーディングピンナップポスター”の交換会に興味を持っていた。
確かにハロ−!では新しい風習ではある。この商品は娘。のソロピンナップなのだが、買って
中身を空けるまでは誰のが入っているのかが分からないところがミソ。推しメンが出なかったり,
重複があったりという事態は日常茶飯事というか前提とされた商品なのだ。故に大量の複数買いが基本。
トレードしないとコンプ出来ないわけだ。ヲタが地べたにピンナップを並べると、さっそく通りがかった
ヲタがためつすがめつして交渉を開始する。推しメンのピンナップや他の商品との交換を狙う。
相場としては、石川、藤本あたりは交換万能のジョーカーのよう。亀井は微妙に熱狂的なヲタが
いて重宝するとか。店舗は往来、ショーケースは地べた――この風景は物々交換の原点を想起させる。
夜の回は御存知の通り地震に見舞われるアクシデント。会場内ではあんな惨事とは全く想像出来ず。
このアクシデントのせいではないが、夜の回は楽しめた。押したせいもあり、若干大喜利やMCが
短くなったのだろうか。また、前の席のお客たちがいわゆる“ヲタ芸”も打つ人間が連番していて、
危惧していたのだが、そいつらのノリの良さに救われた部分も大きいかも。開始数曲では推し
ジャンプがうざくて注意しようと思ったが、意外に緩急を付けた振り真似&ヲタ芸をする
(基本は振り真似でヲタ芸はここぞという曲、パートでしか打たない)連中で、視線の端に捉える
分にはライブを盛り上げるいいトッピングとなり、最後まで飽きずにモーニングのライブを見る事が
出来た。“ヲタ芸”論争かまびすしい昨今だが、こういう効能もあるかと気付かされた。個人的には、
ヲタ芸ののべつ幕無しの連打連打は勘弁して欲しいが、三曲に一曲位なら十分許せる。
ただ、モーニングはコンサートにおいて相変わらず太い物語を紡ぐ事が出来ていないように痛感した。
04年秋、最後のオリメンにして二代目リーダー飯田圭織、最後のモーニング娘。ツアー。そんな
重要なツアーの象徴的な曲やパフォーマンスを挙げる事は……俺には出来ない。
[5]続きを読む
10月25日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る