ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「オタク〜」と日本語で絶叫するスペイン人たち
「九州スポーツ」2007年3月28日号の記事「エンタメ戦闘区域・『JAM Project見参!アニソンは文化だ!!〜影山ヒロノブの巻(下)』」(取材・構成は古川泰裕さん)より。

(4年前に、ブラジルでホドリゴ・グレイシーが「チェンジマン」を歌いながら登場するシーンを目撃した、という話から)

【インタビュアー:日本の真裏で、グレイシー戦士が日本語で歌いながら登場!?

影山ヒロノブ:聞いたら、「チェンジマン」はブラジルで初めて放送された戦隊モノだったらしいんですよ。そのせいか、この作品のみ僕の歌をそのまま主題歌に使ってたんですね(以降は現地語版)。言わば、「ブラジル戦隊モノ元年」の記念すべき作品。だからファンから熱烈な支持を受けていて、あの曲がブラジルのオタクの”国歌”のようになっていた(ホドリゴは有名なアニメ・戦隊オタク)。サンパウロで「チェンジマン」を歌った時なんか、1万人ぐらいが「ウォー」っと狂ったように盛り上がって、こっちはステージの上から「なんやねん、コレ!」と引くぐらい驚いた。

インタビュアー:他にはどんな国へ?

影山:メキシコ、スペイン、韓国…。メキシコもスゴかったですよ。日本で言えばコミケとゲームショーを足したような、ジャパニメーションのフェスティバルが年に1回あって、それに呼ばれて行ったんですけど、国際会議場クラスの会場に万単位の客がいる。現地は「聖闘士星矢」が大人気で、「あの曲はやってくれるのか?」と指定されたのが、テレビ版じゃなく、まさかのオリジナルビデオの主題歌。こっちは「この曲は知らんやろ」と思ってカラオケを持って行かなかったから、「え〜!?」って、大慌てで日本からダウンロードですよ。またメキシコの通信速度が遅い!(笑い)。生きてる間にメキシコに行くとは思わなかったですしね。空気が薄いから、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」歌ったら息が切れる切れる。全然ヘッチャラじゃない(笑い)。あと、ステージにパンツやブラが飛んできたのには驚いた。ファネスか!

インタビュアー:他国は?

影山:スペインも熱いですね。コスプレのイベントがあると、日本のコスプレーヤーは会場近くで着替えたりしてるんだけど、あっちは家からその格好して、槍とか持ったまま電車に乗ってる。しかも、自国やアメリカのじゃなく、日本のアニメじゃないとダメみたい。ほとんどがドラゴンボールやプリキュア系で、たま〜にディズニー系の人がいる感じ。で、「オタク〜」と日本語を絶叫している(笑い)。彼らにとっては誇るべき称号みたいやね。コスプレイベントにくっついてきたイタリア人が「JAM(影山さんたち、アニメソング界の重鎮たちが『古き良きアニソン魂』を残すために結成しているユニット)のCD全部持ってる、サインちょうだい」って言ってきたこともあったな。韓国は通訳に対して「通訳はいらねーよ」とブーイングが起こってね。後で聞いたら「好きなもののために勉強するのは当たり前じゃないですか」って。

インタビュアー:オリジナル版を見るために日本語を勉強しているわけですか。

影山:他の国でもマニアはオリジナル版を求めるんですよ。だいたいどこの国も主題歌は自国語版に変えてるんだけど、熱心なファンは日本語版を求めるし、盛り上がる。かといって日本語が話せるわけじゃないんだけど(笑い)。あっちこっちで実感したのは、何がどうなったのかと思うぐらい日本のアニメが盛り上がってる。ジャパニメーションは世界中で愛されてます。】

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 ワールドカップのイタリア代表の選手たちに『キャプテン翼』のファンがたくさんいた、というような話もありましたし、日本のアニメや特撮、いわゆる「オタク文化」は、本当に世界中で愛されているんですね。アメリカやヨーロッパでの「日本アニメの人気」は報道される機会も多いのですが、この影山さんの話を読むと、ブラジルやメキシコ、あるいは韓国にも、日本のアニメや特撮を愛している人がたくさんいるのだなあ、ということがわかります。

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04月01日(日)
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