ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■志村けんは「被害者」なのだろうか?
日刊スポーツの記事より。
【タレント志村けん(56)が怒った。23日、自分の公式ホームページでレギュラー出演していた関西テレビ制作の「発掘!あるある大事典2」のねつ造問題に触れ「裏切られた感じ」と記した。出演者が問題についてコメントするのは初めて。同局はこの日、千種宗一郎社長(62)ら役員の報酬カットなどの処分と、同番組打ち切りを正式に発表した。
志村はホームページに「残念です」とタイトルして、心境を打ち明けた。
「あるある大事典の件で、各方面に迷惑を掛けてすいませんでした。今日の新聞で番組打ち切りを知りました。正式にはまだ、本人には何も聞かされていません」。7日の放送は、納豆のダイエット効果を、ねつ造したデータで仕立てられた。関西テレビの千草社長らが20日に会見を行い、謝罪したが、レギュラー出演する志村にはコメントを発表した23日までに連絡がなかった。同局はこの日までに出演者に打ち切りを伝えたとしている。
「私らはスタッフの作った台本に沿って番組を進行しているので、こんなことになるとは。逆にスタッフに裏切られた感じです。視聴率欲しさにねつ造はいけませんね。これからは、本業のコント笑いを一生懸命にやっていきます」と、締めくくった。酒を愛す半面、毎朝、自分で朝食を作り、肝臓にいいというしじみ汁を欠かさないなど健康に気遣っており、視聴者が番組で紹介した内容に敏感なのも実感している。
また、健康番組は、コメディアンにとって健康に悩みを抱えた人や食材に対して、誤解を与えるようなコメントを避けながら、笑いを誘っていく重圧を背負っている。「お笑い王」の志村が慎重に取り組んできた新分野だけに「裏切られた」の言葉は重い。お笑いに専念する決意を示したのは、そのためだった。】
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僕は「ドリフ世代」なので、志村さんがこんなふうに怒ったり嘆いたりしているのを読むのはちょっと悲しいです。でも、この記事に対しては、「とはいえ、志村けんは本当に『被害者』なの?」と感じてしまうのも事実なんですよね。
マルチ商法の広告塔になっていたタレントなどが、その商法が破綻したときに「私も被害者です!」なんてマイクに向かって叫んでいるのをよく観るのですが、やっぱり被害者側としては「お前が宣伝してたから信じてしまったじゃないか!」と言いたくなる気持ちもあると思うのです。そういう「効果」があればこそ、彼らは高いギャラをもらって広告に出演しているわけですし。にもかかわらず「私も被害者」なんて言われても、本当の被害者の人たちは「盗人猛々しい」みたいな気持ちにしかなれないのではないでしょうか。まあ、「そんな甘い話に騙されるほうにも責任がある」というのは否定できないけれど、テレビの画面から視聴者に「オススメ」していたのはその人なのだから。
今回の「あるある大事典」に関しては、「じゃあ、誰が実際に被害を受けたのか?」と問われたら、納豆を買いすぎてしまった人々や納豆を増産するために設備投資してしまったメーカーの人々ということになるのでしょう。もし彼らが集団訴訟とか起こしたらテレビ局としてはとんでもないことになりそうです。じゃあ、そのとき出演していた志村さんに損害賠償を請求できるのか?という話になると、まあ、そこまでの「責任」はないのかな、という気はします。ただ、あの場に座ってギャラを貰っていたのなら「台本通りにやっただけだから、私も被害者」と言われても、いまひとつ納得はできません。じゃあ、「タレント」って何なの?と。あの場で僕が同じことを言ったとしても、納豆が売り切れることもなかったでしょう。同じ内容でも、堺さんとか志村さんが喋っているから信用する、という人だった多いはずです。みのもんたさんの場合もそうですよね。健康情報番組は見飽きるほどあるけれど、彼らの番組に圧倒的な影響力があるのは、やはり「タレントの力」が大きいはず。
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01月24日(水)
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