ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「アダルトチルドレン」だった、アメリカの大統領たち
『西原理恵子の人生一年生2号』(小学館)より。

(「西原理恵子のこの人に会いたくない。」という対談記事の一部です。参加者は、西原理恵子さんと松野行秀さん(沢田亜矢子さんの元夫。「お騒がせの人」として、ワイドショーなどで一時期はしきりに取り上げられていました)、小田晋(精神科医)、キャンディ・ミルキィ(女装雑誌編集長)、卯月妙子(漫画家、ライター、AV女優)の5名です。ただし、引用部では、卯月さんは発言されていません。自分を「病んでいる」と自覚する4人が、精神科医の小田先生にアドバイスを求めている部分です)

【松野行秀:西原さん、僕のこと嫌ってません?なんか僕のこと誤解してるでしょ?

西原理恵子:え、ぜんぜん誤解してませんよ。みんなで幸せになろうと。そのために今日小田先生をお迎えしたわけで。精神科医の権威、小田先生にいい方法を聞いて全部解消してしまいましょうと。

小田晋:そんなことできません。できるはずがない。僕はドラえもんでもなければハクション大魔王でもない。分析はできても、全部解消なんてできっこない。

西原:でも、なんかちょっとすっきりしましたよ。

小田:そもそも解消すべきなんでしょうか。皆さん、ひと言で言ってしまえば、アダルト・チルドレンなんです。一時流行語みたいになったんで、最近じゃ、このひと言でみんなわかってしまうけど。じゃあ、そのアダルトチルドレンっていうのができないように、親は手を上げちゃいけないとか、子供にそうしたら親は子供に謝るべきだって言うけど、僕、ちょっと待てよって思うんです。アメリカの大統領でロナルド・レーガンっていたでしょ。

西原:父ブッシュの前の。

小田:そうです。あの人もね、オヤジがアル中なんですよ。で、家庭内暴力。それから典型的なのはビル・クリントン。あの人は母親のおなかの中にいたときにアルコール依存症の実父は交通事故死。で、母親は再婚するんですけど、相手はこれまたアルコール依存症で、家庭内暴力を振るうんですよ。自分の弟や母親を乱暴な父親からかばわなきゃいけないわけですよ。しかも殴り返してかばうわけじゃなくて、まあまあってなだめるようにかばってたんです。だから彼は「14歳のときにオレは40歳ぐらいの気持ちだった。俺はアダルトチルドレンだ」って自評してるんです。

西原:アメリカ大統領の政策にはのらん。死んでもっ。

小田:でもね、その生活のお陰でビル・クリントンは丸く治めるのが特異だったんですよ。それが出世していくのにすごく役に立ったと。

キャンディ・ミルキィ:だからそれ、ただ「悪い」で終わらすものでないと。

小田:そうです。どっちも確かに父親はドメスティックバイオレンスでアルコール依存症です。でも2人とも大統領になったじゃないかと。

西原:とにかく全部依存症とか中毒って名前をつけるべきなんでしょうかねぇ。だってどこからどこまでが、おかしいかなんてわからないじゃないですか。

小田:診断すること自体はまったく問題ないです。でもね、診断名をつけることでは何の解決にもならないです。

西原:そうですよねえ。変なところ、劣っているところをいちいちしらみ潰しにするべきなのかなあ、って思う。】

参考リンク:「アダルトチルドレン」(Wikipedia)

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 ロナルド・レーガン、そしてビル・クリントンという2人の元アメリカ大統領は、クリントンさんの「不適切な関係」事件などいくつかの問題点はあったものの、現在のアメリカでの人気・評価は非常に高いようです。でも、この2人に、こんな「共通点」があったというのは初めて知りました。
 

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12月22日(金)
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