ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「ジダン頭突き事件」の真実
asahi.comの記事より。

【サッカーW杯決勝で相手のイタリア選手に頭突きし、退場処分となったフランス代表主将のジネディーヌ・ジダン選手(34)は12日夜(日本時間13日未明)の仏テレビで「母や姉を傷つけるひどい言葉を繰り返され、耐えきれなかった」と釈明した。「ひどい言葉」の中身について自らは明らかにせず、真相究明は国際サッカー連盟(FIFA)の調査に委ねられる。ジダン選手が自身の行為について語ったのは初めて。
 ジダン選手は12日夕、仏の民放カナル・プリュスとTF1の看板キャスターによるインタビューに個別に応じ、その模様が両局のニュース番組で録画放映された。
 頭突きの原因となったマルコ・マテラッツィ選手(32)の「挑発」について、ジダン選手は「とても個人的なことだ。母と姉を傷つけるひどい言葉を繰り返された。1度や2度ならともかく、3度となると我慢できなかった」「言葉はしばしば(暴力)行為よりきつい。それは、私を最も深く傷つける言葉だった」と述べた。
 どんな言葉だったのかについて、同選手は「とても口には出せない」と伏せた。英紙がマテラッツィ選手の挑発として報じた「テロリスト売春婦の息子」との発言の真偽を問われると「まあそうだ」と答えた。ジダン選手はアルジェリア系移民2世。
 決勝の延長戦後半、ジダン選手はゴール前で激しいマークを続けていたマテラッツィ選手と言葉を交わした後、いったん離れかけたが、再び向かい合って頭突きを見舞った。ジダン選手によると、離れようとした後も同じ言葉を背中に浴びせられ、怒りが爆発したという。
 ジダン選手はまた「20億、30億人が見守る中での私の行為は許されないもので、特にテレビを見ていた子供たちに謝りたい。やっていいこと、悪いことを子どもに教えようとしていた人にも謝る」と語った。一方で「後悔はしていない。後悔すれば彼の言葉を認めることになるから」とも述べた。
 同選手はFIFAの調査に協力するとしたうえで「挑発した側も罰せられるべきだ」と審判の判断に注文。「W杯決勝の、しかもサッカー人生の終了10分前に面白半分にあんなことをすると思いますか」と、自らの怒りに理解を求めた。
 ジダン選手は、反移民を掲げるイタリアの政党幹部が「仏代表は黒人とイスラム教徒、共産主義者で構成されている」と発言したことにも触れ「私の行為より悪質ではないか」と批判した。
 マテラッツィ選手は伊スポーツ紙に、守備のためジダン選手のシャツを数秒間つかんだら「そんなにシャツが欲しけりゃ試合後に交換してやるよ」と見下した態度で言われ、ののしり返したと語っている。ジダン選手は「シャツ発言」を認めたうえで「誰も見下していない」と強調した。
 フランス国内では、国民的ヒーローの引退試合を本人が汚したことへの失望が尾を引くが、「彼の人間としての価値は変わらない。ジダンはジダンのままだ」(ドビルパン首相)との同情的な反応が優勢。61%が頭突きを「許す」とした世論調査(11日付パリジャン紙)もある。】

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日刊スポーツの記事より。

【各国メディアがビデオでマテラッツィの唇の動きの読みとり調査を行い、発言は家族と人種差別に関するものだということで、ほぼ特定されてきた。「プッターナ(売春婦)」と「テロリスタ(テロリスト)」というイタリア語が、両方とも含まれるという。ジダンはイタリアで5年プレーしているため、イタリア語が理解できる。暴力による報復は否定されなければならないが、母が緊急入院した状況で「売春婦」という言葉を投げかけられたとしたら、感情的になってしまうのもうなずける。

 母には恩がある。14歳でカンヌのスカウトに見いだされたとき、マルセイユから離れることに父エスマイル氏は反対したが、母は賛同した。理由はカンヌ側が提示したホームステイという条件だった。「貧しいわが家では受けられない教育を受けさせてくれる。それだけでも、この子の将来のためになるはず」と送り出した。この母の決断がなければ今の自分がなかったことを知っている。気丈に送り出した母は、ジダンの姿が見えなくなると同時に3日3晩泣き続けたという。

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07月13日(木)
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