ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■iPodの魅力と限界、そして、松下電器の誤解
※クリエイター同士のつきあいの話は、こちらからどうぞ。
読売新聞の記事より。
【松下電器産業は17日、デジタル携帯音楽プレーヤー「D−snap(ディースナップ)」を4月8日に発売すると発表した。米アップルコンピュータ製「iPod(アイポッド)」の圧倒的人気で急拡大するこの分野に本格参入する。
手のひらに収まる大きさで、音楽を録音したSDカードと呼ばれる切手大のカードを差し込んで聴く。音楽はパソコンで取り込めるほか、CDからカードに直接ダビングできるミニコンポも発売する。
最大1ギガバイトのSDカードで約500曲を録音できる。アイポッドは、数千曲録音できるハードディスク内蔵タイプが人気だが、松下は「SDカードは衝撃に強く、デジタルカメラ用に既に普及している点も有利だ」と強調している。】
「D-snap Audio」の紹介記事(AV Watch)
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最近急激に普及している携帯音楽プレイヤー。僕の今の職場は、みんな自分の机で仕事をしていることが多いので、iPodの普及率には、すごいものがあるのです。もちろん僕も20GBのiPodを持ってます。自分で持つまでは、「自分のCDくらい、携帯CDプレイヤーかパソコンで聴けばいいんじゃない?」とか内心感じており、買った(というか、誕生日に買ってもらった)ときも、正直、「流行りものだし、面白そう」というイメージ先行だったのですが、実際に使い始めてみると、これはもう手放せない気がします。なんといっても、たくさんの曲をCDを入れ替える手間無しに聴けるというのは、実際に使ってみるとものすごく便利で手軽なんですよね。いつのまにか家のCDラジカセや車のオーディオに同じCDが長期間居座ってしまう不精者の僕としては、想像以上にラクなのです。そして、とにかく曲がたくさん入りますから(20Gでは、4000〜5000曲くらいのようです)、最初は物珍しくて、家にあるCDを片っ端から取り込んでみたのですが、そうしてみると、最近全然聴いてなかった曲を耳にして、妙にセンチメンタルな気分になってみたりもするんですよね。ああ、こんなの昔は良く聴いてたなあ、って。もしこういう機会がなかったら、「もうこんな古いの聴かないよね」という感じで、二度と聴かなかったかもしれないのに。最新のラップの後に昔のファミコンの音楽が流れてきて、妙な感覚になるのもまた、こういうハードディスク+シャッフルモードならではですし。
それに、こういう「5000曲」という枠を埋めていくのには、なんとなく「コレクション」のような楽しみもあるんですよね。実際に5000曲なんて、1曲平均3分としても、全部聴くには10日間以上かかってしまうんですけど。
しかし、これだけ便利な携帯音楽プレイヤーなのですが、実際問題として、僕の仕事場が臨床に移ってしまえば、出番はものすごく少なくなることが予想されます。まさかイヤホンを耳に入れたまま外来に出るわけにはいかないし、回診だってできません。家でも、緊急の電話がかかってきたときに、気付かないかもしれない。そんなふうに考えたら、iPod、全然使えなくなってしまいます。おそらく、世間の大部分の大人にとって、この携帯音楽プレイヤーっていうのは、「便利なんだけど、使いどころがないもの」なのかなあ、とも思えるのです。BGMとして職場に音楽が流れているところは多いでしょうが、イヤホンを耳に挿したまま仕事をしても問題ない職場というのは、現在の日本では、たぶん少数派のはず。FMトランスミッターを利用して、載せかえられる車載ハードディスクプレイヤーとして使うというのは、ものすごく現実的な選択でしょうけど。
携帯電話が普及することによって、逆に「マナー」が問われるようになり、使えない場所が増えてしまったように、どんなに携帯ゲームや携帯音楽プレイヤーが普及しても、「使える場所」というのは、そんなに劇的には増えないのかもしれません。まあ、だからこそちょっとした時間に使えるのは貴重、という面もありそうですが。個人的には、FMチューナーを付けてくれたら、言うことないんだけどなあ。
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03月17日(木)
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