ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「JFK暗殺コンテスト」という「不謹慎なゲーム」
「IT mediaニュース」より。

【41年前の11月22日、ダラスで暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領をプレーヤーが再び「暗殺」する歴史シミュレーションゲームが登場した。さらに、このゲームを使った「暗殺コンテスト」が最高10万ドルの賞金付きで行われるという。
 スコットランドのゲームデベロッパー、Traffic Managementが開発したゲーム「JFK Reloaded」は、プレーヤーが暗殺犯とされるリー・ハーベイ・オズワルドとなり、狙撃の腕を競う。
 コンテストは2005年2月21日に締め切られ、暗殺に関する報告書のWarren Commission Reportに最も近い狙撃をしたユーザーに賞金が与えられる。ゲーム購入者は10回分の狙撃をコンテストに申し込むことが可能だが、追加で10回分の狙撃コンテスト申し込みトークンを購入(4.99ドル)できる。賞金は、最初に1万ドルが提供されているが、その後はトークンの購入代金が積み立てられ、最大で10万ドルの賞金が提供されるという仕組み。
 ゲームの容量は13Mバイト。9.99ドルを支払うとデモモードが解除される。Windows 98以降に対応。Windows XPと800MHz以上のプロセッサ、NVIDIA GeForce 3相当のグラフィックカードを推奨している。】

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 「参加料」約10ドルですから、日本円では1000円くらい、ということになりますね、この「JFK暗殺ゲーム」。ケネディ暗殺犯(とされてますが、実際には謎が多いと言われています)オズワルドの視点でこの事件を「体験」し、ケネディを狙撃する「ゲーム」だそうです。画面はかなりリアルで、実際にオズワルドがJFKを狙撃した地点から、ケネディの体を狙撃し、【暗殺に関する報告書のWarren Commission Reportに最も近い狙撃をしたユーザーに賞金が与えられる】のだとか。間違ってジャクリーヌ夫人を狙撃すると「減点」になるという「付加要素」なども入っているそうですよ。

 僕は今朝のテレビで、このゲームのことを耳にしたのですが、当然のことながら、いまだにJFK神話が根強く残るアメリカでは、このゲームに対する非難轟々らしいのです。ところが、これを開発したメーカーは、それらの非難に対して、「これはあくまでも『歴史を追体験するゲーム』であり、このゲームを通じて歴史に興味を持ってもらいたい」とのコメントを出しているそうです。なんだかもう、そこまでやるのか…としか言いようがないのですけど。

 この「JFK暗殺ゲーム」に関しては、僕も含めて、多くの人が眉をひそめるのではないでしょうか?実在の人物を「狙撃」して「スコアを競う」なんて、悪趣味極まりない。
 しかしながら、そう言いつつ「ゴルゴ13」を楽しく読んだり、「架空の人間を狙撃するゲーム」を楽しく遊んだりしているのも、また事実。
 「狙撃モノ」としては、フランスのド・ゴール大統領暗殺未遂事件をモチーフにしたと言われる、フレデリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」という名作もありますし、「スナイパー」に憧れる人(とくに男子)は、けっして少なくなさそうです。
 だいたい、このゲームだって、「人を狙撃するゲーム」だからモラルに反しているというよりは、「ターゲットが英雄・JFKである」というのが問題で、ビン・ラディン容疑者がターゲットだったら、あんまり非難されないのではないかなあ、という気がしますし。

 「好戦的なゲーム」は許されるのか?というのは、長年議論されていることで、ゲームというのが誕生した当初から問題視されているのです。それこそ「兵士が単なる数字であらわされていただけの時代」から。

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11月24日(水)
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