ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■「熱烈なファン」という名の免罪符の傲慢
日刊スポーツの記事より。
【NBAは19日のピストンズ−ペーサーズ戦で観客を巻き込んだ乱闘騒ぎを起こした両軍9選手に対して、厳重処分を科した。観客に暴行したロン・アーテスト(25=ペーサーズ)は今季の残り73試合すべてが出場停止になり、禁止薬物使用以外ではNBA史上最も重いペナルティー。9人で延べ143試合出場停止の大量処分で、主力を欠くペーサーズは厳しい戦いを強いられる。ピストンズもこの日のボブキャッツ戦に8人しか出場できず、第2延長の末の辛勝だった。
プロスポーツを根幹から揺るがす暴行事件に対して、NBAは類のない厳重処分を下した。「新ロッドマン」と呼ばれる破天荒なアーテストはB・ウォーレスとの乱闘で騒動の発端になった。さらに観客に襲いかかる暴走は重罪と見なされた。20日のマジック戦を含め今季残り73試合の出場停止処分。薬物使用以外では97年に監督の首を絞めて68試合の停止になったスプリーウェル(ティンバーウルブズ)を上回るNBA史上最も重い処分だ。
緊急会見でスターン・コミッショナーは、怒りと悲しみをにじませた。「NBAにかかわって21年になるが、最悪の事件。プロスポーツの手本にならなければならないのに、卑劣な行為だ」と選手に猛省を促した。NBAでは選手のマナー低下が問題になっている。毎年、新人研修会を行うなど対処してきたが、危ぐしていたことが現実となってしまった。今後、選手の指導を徹底する一方で、過激なファンへの対策や会場警備も検討し直すという。
処分を受けたのはペーサーズのロン・アーテスト(25)ジャーメイン・オニール(26)スティーブン・ジャクソン(26)と、ピストンズのベン・ウォーレス(30)ら。ピストンズは今後の試合で警官と警備員を増員する。
乱闘はペーサーズが97−85とリードした第4Q残り45秒に起きた。アーテストの反則から両軍もみ合いに発展。試合が中断していた際、氷の入ったカップがスコアラー席に横になっていたアーテストの顔面に当たったことで、アーテストが激高。スタンドに入ってファンを殴り、ジャクソンも加勢。さらにコートに入った客をアーテストとオニールが殴り、ウォーレスはペーサーズの選手と乱闘した。試合はそのまま打ち切りとなった。】
ちなみに、日本でもこんなことが(共同通信)
【Jリーグは16日、1部(J1)鹿島に対し、10月23日にカシマスタジアムで行われた浦和戦で一部の鹿島サポーターが禁止されている発炎筒などを使用したり、ピッチに乱入してMF本田泰人ともみあった問題で、けん責処分と制裁金100万円を科した。
観客席に空き缶を投げ返し、観客のピッチ乱入のきっかけをつくった本田は厳重注意とした。】
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それにしても、このNBAの乱闘騒ぎはものすごいというかなんというか…僕もその映像を観たのですが、選手同士でのコート内での乱闘ならともかく、スタンドにまで入っていって、ファンに殴りかかるというのは、やっぱり「暴挙」ですよね。もっとも、そのキッカケとなった心無いファンの行為に関しては、アメリカ国内でも、「アーテストが厳しく処分されるのなら、この『ファン』も、それなりの処分を受けるべきだ」という声も大きいそうです。もちろん、プロスポーツ選手ともなれば、多かれ少なかれ、ファンからの罵声を浴びせられるのも「仕事のうち」なのでしょうが、では、「ファン」がやることなら、どんなことに対しても耐え忍ばなければならないのか?と問われたら、「それはおかしい」と言わざるをえません。だいたい、こういう「迷惑なファン」のおかげで、この試合を観に来ていた大部分の良心的なファンは、試合が途中で打ち切られるという酷い目にあったわけですから。そりゃ、一部には、「歴史的乱闘の目撃者になった」ことを世論でいる人だっているかもしれないけれど。
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11月23日(火)
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