ID:60769
活字中毒R。
by じっぽ
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■いちばん「変わった」のは、新庄自身なのかもしれない。
 でも、日本ハムというチームで野球をしていくうちに、新庄自身も少しずつ変わっていったと僕は感じているのです。最近の新庄は、自分が目立つというよりは、チームの他の選手たちや日本ハム球団や北海道という土地の「引き立て役」であろうとしているように見えました。
 派手なパフォーマンスとマイペースな生きざまで人々を魅了し続けた新庄だけれど、「17歳の時に7000円で購入したグラブを今まで使い続けてきた」なんていうエピソードの中にいる「自分のやるべきことにこだわり続けている、足元を見失わない男」が、本当の新庄なのかもしれません。
 少なくとも「自分だけが目立てばいいと考えている選手」を、いくらスター選手だからといって、みんなは一番最初に、監督より先に胴上げなんてしなかったはずです。

「背番号1?ひちょりにつけてもらいたい。僕の気持ちはそうです」
 おそらく、以前の新庄なら、自分の背番号が「永久欠番になること」を望んだのではないでしょうか。
 こうして、みずから「後継者」まで指名して、北海道のファンに今後もファイターズを応援してくれるよう言い遺して引退していく新庄。なんだか、あまりにもカッコよすぎるよ。
 この「北海道日本ハムファイターズ」の3年間でいちばん「成長」したのは、実は、新庄剛志自身だったのかもしれません。

 引退会見で、新庄は、【北海道で種をまき、水を与え、3年目で金色の花を咲かせられたことがうれしい。夢を探して、みんなをあっと驚かせることをやり続けたい】と語っていました。まだまだ、この男の「成長」は続いていきそうです。

10月27日(金)
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